都市の文化や経済、技術などの大都市東京でしか学べない「都市の文明」を中心とした教養教育に取り組み、全学部の学生が都市に関する教養を身につけられるようなカリキュラムを編成しているのが首都大学東京です。緑豊かな南大沢キャンパスは東京ドーム9個分の広さを誇り、八王子八十八景に選定されています。
今回は首都大学東京の入試情報についてご紹介します。
コンテンツ
首都大学東京の偏差値はどのくらい?
首都大学東京の偏差値はどれくらいでしょうか。おおよその偏差値を以下に示しました。自分の志望する学部の偏差値を確認してみてください。なお、健康福祉学部の看護学科、理学療法学科、作業療法学科は個別学力検査がないため、データはありません。
都市教養学部
人文・社会系…57.5
法学系…57.5
経営学系A…57.5
経営学系B…55.0
理工学系/数理科学コース…55.0
理工学系/物理学コース…55.0
理工学系/化学コース…57.5
理工学系/生命科学コース…57.5
理工学系/電気電子工学コース…5.0
理工学系/機械工学コース…57.5
都市環境学部
地理環境コース…55.0
都市基盤環境コース…55.0
建築都市コース…57.5
分子応用化学コース…57.5
システムデザイン学部
知能機械システムコース…55.0
インダストリアルアートコース…55.0
情報通信システムコース…57.5
航空宇宙システム工学コース…57.5
経営システムデザインコース…57.5
健康福祉学部
放射線学科…55.0
受験料はいくら?
受験料は学部・学科に関わらず1万7,000円です。これに別途センター試験の受験料1万8,000円かかります。後期試験も受ける場合は、さらに1万7,000円かかるため、前期試験・後期試験どちらも受験される場合は3万4,000円、それからセンター試験の受験料を含めると合計で5万2,000円かかることになります。
首都大学東京の入試科目と傾向
首都大学東京の2次試験は、学部・学科ごとに2科目もしくは3科目課されます。必要な受験科目をあらかじめ確認しておきましょう。以下に各科目の傾向を示します。
英語
文系
大問が4つ出題され、最初の2問が長文読解、残り2問が英作文です。
首都大学東京の英語は速読力と精読力の両方が必要になります。また、一般的な論説文に加え、随筆や物語などのさまざまなジャンルの文章が出題されるため、慣れておきましょう。
特に随筆や物語は問題集にも載っていない作品が出題されることもあるため、過去問を解いて感覚をつかんでください。英作文は設問形式が多様なため、幅広いジャンルの問題に取り組んでおきましょう。先生に添削を頼み、文章を見てもらうことをおすすめします。
理系
長文読解と英作文1題ずつの出題です。科学関係の論説文やエッセイの良く出題されます。英作文は基本的な問題が多いため、難しい問題よりも基礎的な問題をしっかり解けるようにしてください。標準的な英作文のテキスト解いた後、必ず復習をして知識の定着に努めましょう。
数学
教科書の章末問題レベルの基本的な問題が多く出題されます。まずは教科書を完璧にマスターしましょう。その後参考書で演習を積み、標準問題を確実に解けるようにします。微積分や数列を絡めた問題が多く出題される数理科学コースでは、過去問を解いて対策をしておきましょう。
国語
国語は現代文2題、古文1題の3題で構成されます。全て論述式で、80~100字程度の論述問題も出題がされるため対策が必要です。第3問では400字の論述問題が出題されます。課題文の題意を的確に捉えた上で論述できるよう、時間を計って書いてみると良いでしょう。
基本的には標準的な問題が多いため、基礎固めをしっかりと行ってください。
地理歴史
世界史はどれも標準的なレベルの問題が出題されるため、教科書の理解・暗記が最優先です。どの時代もくまなく勉強するようにしましょう。世界史同様、日本史も幅広く標準的な問題が出題されます。史料問題も出題されるため、過去問をしっかりと研究しておくと良いでしょう。
理科
標準的な問題3問で構成されます。波動の出題頻度が高い物理は波動を中心に学習をすること、計算問題の多い化学は計算力をつけることを心掛けてください。生物は生物IIの選択分野でもある「生物の分類と進化」「生物の集団」からも出題されることがあるため対策が必要です。
推薦入試制度
首都大学東京では一般入試の他、推薦入試(一般推薦入試・指定校推薦入試・都立工業高校等特別推薦入試)、AO入試(ゼミナール入試・科学オリンピック入試・グローバル人材育成入試)、特別選抜(社会人入試・チャレンジ入試・帰国子女入試・中国引揚者等子女入試・私費外国人留学生入試)があります。関心のある方は募集要項を確認してください。
おわりに
今回は首都大学東京の入試情報についてご紹介しました。首都大学東京の問題は、どれも基本的な問題を幅広く解けるようにすれば、十分に対応ができる問題ばかりです。日々の演習を大事にしながら、過去問を解いて問題の形式に慣れるようにしてください。
スタディ・タウン高校生には、さまざまなセンター対策講座があります。首都大学東京に合格するためには、まずはこれらの講座を受講してセンター試験で高得点が取れるよう対策を講じましょう。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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