TOEIC800点以上のスコアを持つ受験者は、全体の14~15%程しかいないと言われています。
この分布からも、TOEICにおいて800点突破は容易ではないことが伺えます。それでは、この800点の壁を破るために、具体的にどのような勉強法を実践すればよいのでしょうか。
今回は、TOEIC800点を超えるための勉強法をご紹介します。
毎日の勉強時間を確保しよう
平日は忙しいからと、休日のみを利用してTOEICの勉強をしても、800点を超えるような高い英語力を身に付けることは不可能です。
英語に触れない日が多くなるにつれ、能力も低下していきます。ハイスコアを目指す方は、毎日の勉強時間を規則的に確保しなければなりません。
そこで、忙しい社会人の方には、「スキマ時間」を活用する勉強法をおすすめします。
スキマ時間とは、通勤の電車内やお風呂場など、日常生活において何も考えずに過ごしがちとなってしまう時間です。この時間をTOEIC対策に充てることにより、忙しい毎日の中でも、規則的に学習時間を確保できます。
例えば、満員電車では満足に単語帳を広げることができないため、「耳で単語を暗記する」ことをおすすめします。その分帰りの電車や自宅の風呂場では、実際に発音しながら単語を覚えてください。目で読むだけではなく、耳や口と繰り返し連動させて単語を暗記することにより、体に単語が染み付きます。
1つの教材を徹底的にやりこもう
英語がある程度できる方にとって、TOEICの参考書を1周すること、もしくはCDやe-ラーニングなどの教材を一通り終えることは容易であると思われます。しかし、その1回で満足し、新しい参考書に手をつけることは極力避けてください。
1つの教材を1周しただけで自分の弱点を洗い出し、克服できるとは考えられません。また曖昧な理解を引きずったまま、手当たり次第に新しい問題を解いていく内に、誤った知識を身に付けてしまう危険性もあります。
各教材は「一本筋の通ったメソッド」に沿って、学習者が各項目を効率よく理解できるよう、さまざまな工夫を凝らしています。1つの教材を何度もやりこみ、すべての内容を十分に理解できたと納得するまで、次の教材に手を出すことは控えましょう。
セクションごとに自分なりの対策を練ろう
TOEIC800点以上を狙う場合、漫然と試験問題を解いているだけでは目標を達成できません。TOEICの設問にはセクションごとの特色があり、各受験者の得意なセクション・不得意なセクションは異なります。そして、安定したハイスコアを目指す方にとっては、不得意なセクションを中心に、試験本番に向けて適切な対策を練っておくことが大切です。
例えば、セクション3のモノローグリスニングについて、「問題が進むにつれて頭が放送に追いつかなくなる」という悩みがあるとします。このような弱点に対しては、「各設問への解答後、インターバルの時間を使って次の設問に目を通す癖をつける」という対策を講じることが可能です。
上記のような対策を練るためにも、日頃の学習から、自分の弱点を見つけ出しておきましょう。
おわりに
TOEICで800点以上のスコアを獲得するためのポイントについてご紹介しました。
TOEICの形式にある程度慣れている方にとっても、800点以上を達成することは容易ではありません。ご紹介したように、毎日の継続したトレーニングや、徹底した学習意識、的確な自己分析に基づく対策が総合的に合わさって、目標は実現されます。
また、英語力向上においては継続した努力が必要となる反面、その成果が目に見える形で現れるまでには長い時間を要することがあります。結果に一喜一憂しすぐに挫折してしまうのではなく、日々の努力を欠かさず、学習を続けていく姿勢が何よりも大切です。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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