TOEICテストの制限時間は、大変タイトに設定されています。
多くの受験者にとって、75分でリーディングセクションをすべて解き終えることは至難の業です。迷っている間に気づけば数分ほどしか残っておらず、終盤の設問は適当にマークするしかなかった、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、全問解答を達成するために把握しておくべき、解き方のノウハウをご紹介します。
時間配分の目安
リーディングセクションすべての問題を回答するための時間配分はパート5が15分、パート6が10分、パート7が50分程度と言われています。この配分に基づき、各パートの解答時間を算出してみましょう。
パート5は全40問の短文穴埋め問題で、15分÷40問で1問あたりの解答時間は22秒強です。
パート6は全12問の長文穴埋め問題となっており、10分÷12問で1問あたりの解答時間は50秒、1つの記事に設問が3つあるため1記事あたり2分30秒で解きます。
最終のパート7は、28問のシングルパッセージと20問のダブルパッセージに分かれた長文読解問題です。50分÷48問で1問あたり62秒強、各記事に設問が2-4つずつ設定されているため、1記事あたり2分から4分ほどで解かなくてはなりません。
また、限られた時間で解答するためには筆記用具への配慮も必須です。先のまるまった鉛筆を使用することにより素早くマーキングができます。
各パートの解答ポイント
【1】パート5:短文穴埋め問題
全文を読まずに解ける問題、例えば異なる品詞の中から1つを選ぶ問題や前置詞を選ぶ各問題などは、空欄周辺を軽く読む程度で素早く解答してください。
また、not onlyとbut also、neitherとnorなど、ペアとなる語句に関わる頻出問題は取りこぼしのないようにしましょう。さらに、前置詞+時を表す単語も大切な得点源です。On, in, atなどの使い分けを頭に叩きこむことが重要となります。
もちろん、穴埋めには語彙力も必要です。知らない単語がたくさん出てくる問題は潔く諦めて次に進みましょう。
【2】パート6:長文穴埋め問題
問題文を精読すると瞬く間に時間がなくなります。そのため、問題文を読む前に、各設問の選択肢にさっと目を通し、大まかな内容をあらかじめ把握しておくことが大切です。
部分的に文章を読めば分かる問題がある場合は、先に解答してしまいましょう。その後、問題文の冒頭と末尾を見て大意をつかみ、効率良く残りの問題を解けるようにします。
【3】パート7:長文読解問題
パート7もパート6同様、先に各設問の選択肢に目を通します。
選択肢が長文である設問は解答に時間がかかる可能性が高いです。残り時間が少ない場合は一旦飛ばし、後で解きましょう。
また、設問の数にも注目してください。比較的短い文章に設問が4つ設定されているような問題がある場合、先に解答を済ませておくことも1つの手です。ただし、問題を解きにかかるか飛ばして進むかの判断に時間を費やしてはいけません。取捨選択は即座に行ってください。
そして問題文に取り掛かる際には、各文章が書かれた目的を意識しながら読むように心がけましょう。文中に出てくる5W1Hを、深く頭に刻み込みながら読み進めることがポイントです。特にメールや手紙などに絡ませた問題では、まず宛先と差出人に目を通し、登場人物名を把握してから文章を読むことで、ストーリーが一段と理解しやすくなります。
おわりに
TOIECテストのリーディングセクションにおける、効率の良い解答法についてご紹介しました。
特に初心者の方には、単語やイディオムの暗記ばかりでなく、時間計測をしながら実際に200問の問題を解いてみることをおすすめします。解答のテクニックを体に染みつけましょう。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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