TOEICでは一般的に、リスニングセクションの方がリーディングよりも点数が取りやすいと言われています。その理由としては、「出題時に使用される単語が比較的難易度の低いものである」という点が挙げられます。つまりリスニングセクションは、ポイントを押さえた勉強法を実践することにより、点数アップが図りやすいとも言えるでしょう。特にPart2は選択肢が3択しかありません。加えて出題形式がパターン化されているため、確率的にも正答する可能性が高いです。
ここではリスニングセクションPart2を攻略するための勉強法をご紹介します。
本文をリーディングする
英語をうまく聞き取れていない方は、一度問題を解いた後に問題文をリーディングすることをおすすめします。自分が理解できなかった箇所をチェックし、なぜ理解できなかったのかを分析してください。単語力不足、単語は知っていたが正しい発音を知らなかった、リエゾン(音と音のつながり)が聞き取れなかった、などさまざまな改善点が見つかるはずです。
単語が原因の場合は意味や使い方を調べ、その場で覚えてしまいましょう。また、発音が原因の場合は何度も音声を聞き、音読することにより正しい発音を身に付けてください。
シャドーイングする
本文をリーディングした後に、ぜひ実践してほしい勉強法がシャドーイングです。シャドーイングとは、音声のすぐ後に続いて同じように発音する練習法のことを言います。この際に、スクリプトを見てはなりません。シャドーイングを繰り返し練習することにより、ネイティブの正確な発音やイントネーション、文の区切り方、リズムなどを学ぶことができます。いずれも1人で音読するだけでは得られないものであるため、シャドーイングは重要な勉強法であると言えるでしょう。
シャドーイングを行う際の注意点は、できるだけ元の音声の真似をすることです。恥ずかしがらずに、少しおおげさにでも良いのでネイティブのしゃべり方に近づけるようにしてください。真似を正確にすることにより、ネイティブの感覚を体感できるでしょう。
シャドーイングは決して楽ではありませんが、結果につながる効果のある勉強法です。
文頭に集中して聞く
リスニング全般に対して言えることですが、とにかく最初の単語は聞き逃さないように気を付けてください。最初の語が、後ろの内容を把握するために最も重要な要素であるためです。まず判断したいことがいわゆるWH疑問文なのかYes/No疑問文なのか。
例えば、質問文の文頭が「What」「Where」「When」「Which」「Who」「How」などの5W1Hである場合、解答がYes/Noから始まることはありません。さらにはそれぞれの場合では解答が大きく異なります。場所なのか、物なのか、時間や日程なのか。最初の単語を聞き取れるだけで何を答えるべきかを判別でき、正答率が高まるでしょう。
また、質問文が「Is」「Are」「Do」「Will」「Have」「Can」などで始まる場合は、解答の多くがYes/Noで始まります。しかし、場合によってはYes/No以外の答えも考えられます。
例えば、「Have you ever been to Kyoto?」に対し、「Yes, I’ve been there three times.」という答えもありますが、「I was born in Kyoto.」という返答もあり得ます。よってYes/No疑問文が出題された際は、さまざまなパターンの選択肢を想定しましょう。
ダミーの選択肢
ダミーの選択肢の中でもよく登場するパターンがあります。例えば、「Do you want chicken or beef?」と聞かれた場合、「Yes, I want beef.」や「No, I don’t want chicken.」などとは答えられません。しかし、「Do」で始まる文はYes/Noで答えると思い込んでいるとダミーに引っかかってしまいます。
頻繁に目にするダミーの選択肢を事前に知っておくこともPart2対策の勉強法の1つです。
おわりに
TOEICのリスニングセクションPart2は、全パートの中でも比較的対策がしやすく、大幅な点数アップが望めるパートです。シャドーイングはPart2だけではなく、総合的な英語力が身に付く勉強法のため、ぜひ実践してください。また、応答問題はパターンを覚えることで解ける問題が多く、少しの対策で大きな効果が期待できます。
今回ご紹介した勉強法を参考にし、Part2を攻略しましょう。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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