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はじめに
現代文の受験において必要となるのは、読解力だけではありません。試験中は限られた時間の中でいかにすばやく本文を読み解き、解答を考え、筆記できるかがカギとなります。少しでも解答を考える時間を確保できれば、余裕を持って解答することもできるかもしれません。
解答する時間に余裕を持たせるためには、まず長い本文を可能な限り速く読み、そして内容をすばやく把握、理解することが大切です。文章を速く読むこと、いわゆる速読には、単に文字を速く読むだけではなく、処理能力や記憶力をアップさせる効果もあります。
ここでは速読術を身につけるためのコツについてご紹介します。
本をたくさん読んで「言葉」に触れる
速読を身につけるためには、たくさんの本を読み、活字に慣れることから始めるのが効果的です。読む訓練なしには速読は身につきません。最初は本の内容を深く理解しようとはせず、ただ文字を追うように淡々と読んでみてください。内容を理解しようとしながら1行1行じっくり読んでしまうと時間がかかりすぎてしまうためです。受験に向けてできるだけたくさんの言葉に触れるようにしたいものですが、慣れるまでは1日2冊程度を目標にして読んでみましょう。
インターネットの普及によって、活字に苦手意識を持ってしまう受験生も多いと思います。しかし早い段階で長文の活字に対する苦手意識を克服することは、現代文以外の科目でも問題文を読む際にきっと役立ちます。
また、本と併せて新聞を読むと、正しい日本語や文法、時事ネタの知識もつくためおすすめです。
「ブロック読み」で内容を瞬時に把握する
本を読む際、通常であれば1行ずつ読むことが当たり前かもしれません。しかし前のトピックでも触れた通り、1行ずつ読むのでは時間がかかります。速読を身につけたいのであれば、少し視野を広げて「ブロック読み」をしてみましょう。
ブロック読みとは、本の内容を数行まとめて読むことです。読むのが遅い方は、文字を頭の中で音読しながら理解しようとする傾向があると言われています。速読ではこのようなクセを捨て、数行の文字のまとまりを画像として認識することが大切です。頭の中で文字を[把握]→[音読]→[理解]するのではなく、[把握]→[理解]できるよう心掛けてください。音読するというプロセスが1つなくなるだけでも、読むスピードは格段に速くなるはずです。
目次とあとがきはしっかり読む
本を使用して速読のトレーニングをする場合、目次とあとがきを読むことは欠かせません。目次は本の内容を箇条書きにしてまとめているものです。そのため、内容をすばやく把握し、理解するための最も簡単な方法と言えるでしょう。そして目次を読んだ後はあとがきを読みます。あとがきでは本文の内容がまとめられていることが多いためです。目次で大まかな内容を把握し、あとがきで内容のまとめを読めば、その本の内容はほぼ理解できます。
新聞を使用してトレーニングする際は、見出しに注目すれば大まかな内容は把握できます。大まかな内容さえ把握できれば、記事の内容はブロック読みだけでも十分理解できるでしょう。
おわりに
速読のコツをご紹介しました。簡単におさらいしてみましょう。1つ目のコツは本をたくさん読んで言葉に触れ、活字に慣れる。2つ目のコツは、文章を1行1行丁寧に読むのではなく、視野を広げて文字や文章を画像として処理し、「ブロック読み」する。そして3つ目のコツは、目次とあとがき、新聞の場合は見出しをしっかり読み、本全体の内容をすばやく把握することです。
速読は、本を「読む」というよりも本を「見る」という感覚に近いと言えます。はじめは感覚をつかむことに苦労するかもしれませんが、毎日続けることで徐々に感覚をつかむことができるはずです。毎日の速読トレーニングで速読スキルを身につけ、現代文の得点アップを目指しましょう。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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