大学入試の中でも、避けて通れない科目は英語です。
大学・学部によっては、他教科と比較し英語の配点が高い場合も多く、
文系・理系問わず英語対策は合格のカギを握ると言っても過言ではありません。
今回は、上智大学・理工学部の英語の傾向と対策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
【傾向】
○出題形式
試験時間は、90分。
大問はA方式が8題または9題解答個数は75個、B方式は大問4題~6題の出題で解答個数は、2012・2014年度は60個、2013年度は55個でした。
すべてマークシート方式の入試です。
○出題内容
全体的に読解問題の比重が大きいです。
文法・語彙問題としては、空所補充、誤り指摘、語句整序、同意表現の選択などがあります。
○難易度
A方式は問題量が多く、文法・語彙問題や読解問題を効率よく処理していかなければならないため時間的には厳しく、決して易しいレベルであるとは言えません。
B方式は分量的にはA方式よりは少なく時間的にはそれほど厳しいものではなく、全体的には標準的です。
【対策】
対策1、読解演習は標準から発展レベルへ
上智大学の読解問題に出題される英文は、語彙レベルが高く出典の表現を易しくなるように編集をすることがないので、生きた英語そのままを問うことが多いです。
まず、標準レベルの語彙力をつける必要です。そこが不十分の場合は、そのレベルの単語の学習や英文読解を徹底的にするべきでしょう。
ある程度力がついてきたら徐々にやや難度の高い長文問題にあたるなどしましょう。
その中で出てきた知らない単語の意味を覚えるように努めれば発展レベルの語彙力も身に付くでしょう。
A方式・B方式ともに英文の総量はやや多めであるので、日ごろから時間制限を設けて、実践的に演習するように心がけましょう。
ただし、暗記の作業があるので復習は丁寧に時間をかけて行いましょう。
また、発展レベルの英文読解演習をする際には、書く段落の意味のまとまりを意識して、日本語で簡単に要約する練習をするのがよいでしょう。
分量の多い英文を速読する力にもなるし、全体的な文脈から細かい部分の意味の類推をする力にもなるでしょう。
対策2、文法・語彙問題
読解問題と同じく、純粋に単語力や熟語力を問う設問のなかには、やや難度の高いものが比較的多いです。
同意表現を問われることも多いので、語彙力の増強は重要課題です。単語帳もそれなるにレベルを合わせて自分のレベルに合ったものを検討しましょう。
また、空所補充で文法知識を必要とする問題や誤り指摘問題も出されているので、正しい英文感覚を養うために、英語教材に響ふれるよう心がけて、出来るだけ多くの表現パターンに慣れておきたいです。
対策3、会話文問題
標準的なレベルの出題が多いので基本的な会話特有の表現などを最低限おさえたうえで長文の読解演習などを通して内容把握の力を養っておけば問題ないでしょう。
対策4、過去問
上智大学では、過去いずれかの学部・学科で出題されることも多いです。そのため、学部・学科を問わず多くの過去問にあたっておきましょう。
類似した形式の問題を連続して解くことで、時間配分の目安も見えてくるでしょう。
以上が、上智大学・理工学部の英語の傾向と対策です。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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