大学入試の中でも、避けて通れない科目は英語です。
大学・学部によっては、他教科と比較し英語の配点が高い場合も多く、
文系・理系問わず英語対策は合格のカギを握ると言っても過言ではありません。
今回は、上智大学・文学部の英語の傾向と対策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
【傾向】
○出題形式
試験時間は、90分。
大問は5~6題が出題されています。
解答個数は60~65個程度、すべてマークシート方式の入試です。
○出題内容
全体的に読解問題の比重が大きいです。
文法・語彙問題としては、空所補充、誤り指摘、語句整序、同意表現の選択などがあります。
○難易度
設問量が多く、受験生には負担の大きい出題内容です。
長文の内容が一般的な入試問題のテーマと異なるものも多くいろいろな話題に関する英文の多読を要求する出題です。
英文そのものはそれほど難しくありませんが、問題の質と量からみた場合難度は高いです。
【対策】
対策1、長文読解問題
出題される英文長文は、内容面で独自色が強いですが、それは取り上げられる話題が時事的な話題から小説、エッセーまで幅広いためです。
したがって、普段からいろいろなことに興味を持ち、幅広くいろいろな英文に親しむ必要があるでしょう。
英文読解力の向上には、語彙力、文法・語法の知識、構文力、そして政治、経済、文化などの一般教養がすべてかかわってきます。
このような総合的な英語力をつけないと上智大学の長文読解問題に対応することは難しいでしょう。
まだ長文を読みなれていない人は、無理に難解な文章を読むのではなく、速読を意識して、平易なまとまりのある文章をたくさん読むようにしましょう。
まずは簡単な英文ならば数ページを一息で読める実力をつけましょう。
次に実際の入試問題を使って、所定の時間内で長文を読んで解答する訓練を行いましょう。
素材としては何よりも過去問がいいです。各学部の問題を解いて形式ごと十分練習していきましょう。
対策2、文法・語彙問題
標準的な文法・語彙力は不可欠なので、不安のある人は早期に基礎を固めておきたいです。
問題集は自分に合うものなら何でもよいでしょうが1冊を徹底的に行いましょう。
単語集をこなし、いろいろな英文にふれ語彙をふやし、さらに自分の単語帳を作ってみましょう。
日ごろ読む英文の中で知らなかった単語を書き出し、それを日々覚えるようにしましょう。
対策3、上智大学特有の内容
上智大学入試問題の独自な内容として、キリスト教関連の内容が絡むことがあることを指摘しておきたいです。
キリストが説教の中で使う寓話が出題されたこともあります。
このような話に親しむために高校の倫理の用語や関連がありそうな部分はおさえておきたいです。
また、過年度では西洋史や西洋文化誌の知識が望まれるような長文出題も目立っています。
これについても高校の世界史レベルの西洋史の教養は身につけておきたいです。
以上が、上智大学・文学部の英語の傾向と対策です。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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