大学入試の中でも、避けて通れない科目は英語です。
大学・学部によっては、他教科と比較し英語の配点が高い場合も多く、
文系・理系問わず英語対策は合格のカギを握ると言っても過言ではありません。
今回は、上智大学・総合人間科学部看護学科の英語の傾向と対策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
【傾向】
○出題形式
試験時間は、90分。
大問数8題、解答個数は75個程度が続いていましたが2014年度は大問数9題でした。
解答個数は75個で変わりはありません。すべてマークシート方式の入試です。
○出題内容
2014年度は読解問題7題、文法・語彙問題1題、会話文問題1題の構成です。
○難易度
90分の試験時間内に75個の問題を解かなければならず、受験生にとってはかなりの負担です。
いずれの学科についても新聞や雑誌、インターネットからの題材が多く、なかなか受験生にはなじみがない専門的なテーマを扱ったものもあり、読解問題の難度を高くしています。
また、特に難解な構文が用いられた文章や紛らわしい選択肢はあまりないとはいえ、これだけの量を読み設問に答えるためには、高い速読力とそれを支える語彙力が求められます。
【対策】
対策1、語彙力の強化
基礎的語彙を集めた単語集については、第一段階として早い時期に全単語を覚えてしまうのがよいでしょう。
速読力をつける勉強を始めるにしても、最低でもこの種の単語集にある単語は知っていなければなりません。
その後、多読によって覚えた単語がさまざま文中でどのような使われ方がされているかを見て、その場での正しい意味を把握できる力を養わないと本当に覚えたことにはなりません。
第二段階はすでに学んだ単語集レベルの語彙をもとに、さらに高度な語彙を多読によって増やしていく段階であり、その際には既習の単語から未知の単語の品詞や意味を推測する力もつけていきたいです。
文脈から単語の意味を推測するには、未知の単語が一つの段落で一つか二つ、多くても三つまででないとほとんど不可能なので、語彙力を高めておくことは絶対に必要です。
対策2、多読と速読の強化
上智大学の英語の問題で読む英文はかなりの量になります。
そこで速読力を強化することが何よりも大切です。
日本語にいちいち直さずに英語の意味を瞬時に理解する能力が必要でしょう。
そこで注のついている本や英字新聞を使って、普段から辞書なしで読むことがよいでしょう。
さらにレベルが上がれば一般向けの英字新聞を読めばよいでしょう。
新聞社系の英字新聞の良い点は、先に日本の新聞でニュースの概要をつかんでおき、その後同じ内容の英字新聞を読むことが出来る点です。
対策3、会話文対策
基礎力養成として英会話問題集を1冊仕上げると良いでしょう。
さらに力をつけたい人は、語彙・表現の知識を増やすためにも、ラジオ英会話など着てみると良いでしょう。
また戯曲からも会話文問題が出題されているので、余力のある人は会話の多い小説や戯曲を読んでみると良いでしょう。
対策4、十分な過去問対策と柔軟な心構え
質・量ともに特徴のある上智大学の英語の戦略には十分な過去問対策が欠かせません。
必要な読解スピードや時間配分が感覚として身についていなければなりません。
しかし年度により傾向が多少変化することもありますので、どんな問題が出題されても戸惑うことのない英語力を身につけるのだという柔軟な心構えも大切です。
以上が、上智大学・総合人間科学部看護学科の英語の傾向と対策です。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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