大学進学を希望する受験生にとって、大学受験する志望校選びは大変重要です。志望校を選ぶ際、自分の学びたい分野で決める受験生もいれば、偏差値や就職率の高さで決める受験生もいるでしょう。いずれにしても早く志望校を決定することは勉強へのモチベーションを高め、合格がぐっと近づきます。今回は大学受験の志望校の決め方についてご紹介いたします。
志望校決定の決め手は「学べる科目や内容」
さまざまなデータによると、大学進学者が志望校を決める際の1番の決め手が「学べる科目や内容」です。他の「偏差値が高い」「就職に有利であること」「学校の雰囲気や校風」などの理由を大きく引き離しています。大学は学問を学ぶ場所です。純粋に学びたいと思える科目や内容を見つけることにより、充実した4年間を送ることができるでしょう。
何を学びたいか決まってない場合は?
学びたい内容が決まっている場合、すぐに志望校を決めることができます。まだ何を学ぶか決まっていない場合、積極的に情報を集めると良いでしょう。
大学の名前やキャンパスの場所などで少しでも興味を持った大学について情報収集することにより、志望校を絞ることができます。興味を持った大学には、ぜひオープンキャンパスに参加しましょう。実際に大学のキャンパスを訪れることにより、パンフレットやWebからでは分かりづらい大学の雰囲気も肌で感じることができます。
オープンキャンパスを実施していない普段の日でも、その大学の事務センターに行けば入試や学部について教えてもらえるはずです。また大学に進学した高校の先輩がいる場合は、直接話を聞くと良いでしょう。
【志望校の決定時期】高校3年生の春から夏休み
多くの大学進学者が、高校3年生の春から夏休みまでに志望校を考え始めると言われています。推薦やAO入試は夏休み前後からエントリーが始まるため、推薦やAO入試を利用する受験生は、この時期に最終決定をする必要があります。
一般入試の受験生は、センター試験前の模擬試験の成績で志望校を絞込み、センター試験の成績によって志望校を変更する場合があるため、最終決定はセンター試験の成績を見てからという受験生が多いとされます。
海外留学を検討する場合、アメリカなどでは新学期が9月から始まりますが、出願のための準備を早く進めることが重要です。出願時に願書や高校の成績、推薦状、TOEFLやSATのスコアの他、エッセイの提出が求められるため、スケジュールに余裕を持ってエッセイを仕上げておきましょう。
志望校は早く決めると合格率アップ
志望校の決定時期と合格については興味深いデータがあります。それは合格者が早い時期から志望校を決定していることです。志望校を早く決めるメリットとして、志望校合格というはっきりとした目標ができ、合格に向けて勉強に集中できることが挙げられます。
つまり、早い時期から志望校を決定することがモチベーションを高め、志望校合格という結果に結びつけているのです。したがって、高校2年生のうちに志望校を決めておくと、ライバルに差をつけられるでしょう。
おわりに
今回、大学受験の志望校の決め方と決定時期をご紹介しました。志望校を決めるためには、まずは興味を持つ大学についての情報収集をしましょう。
そして集めた情報から自分が学びたいことを見つけ、それを学ぶことができる志望校を選ぶと良いでしょう。志望校を決めることによって受験勉強に集中できる効果も期待できます。
志望校の決定時期は高校2年生のなるべく早い時期がおすすめです。早期に志望校の出題傾向を研究したり、過去問題を数多くこなしたりすることにより、得点力を高めることができます。
志望校を決めた後は、出題傾向を把握し計画的に学習する必要があります。スタディ・タウン 大学・学部別対策ページでは、大学・学部ごとの出題傾向・対策法をご紹介しています。志望校合格へのノウハウが満載です。ぜひ、志望校対策の参考にしてみてくださいね。

山本清香

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