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はじめに
立教大学の国語は比較的読みやすい文章が出題され、設問も標準レベルです。「たいして難しくない」と思う方もいるでしょう。しかし、そこが落とし穴です。たしかに設問1つ1つは標準レベルですが、設問数が多く、紛らわしい選択肢も多いです。そのため、試験時間内に解答することが難しい試験です。
今回は、限られた試験時間内でしっかり解答するための立教大学国語の対策方法をご紹介します。
出題形式と傾向
対策を立てる前に、立教大学国語の出題形式と傾向を知りましょう。
【1】出題形式
出題形式は大問3題で、試験時間は75分。解答方法はマークシートによる選択式と記述式の併用です。大問の構成は基本的に現代文2題、古文1題で、文学部のみ現代文・古文・漢文が1題ずつ出題されます。
【2】出題傾向
現代文は評論からの出題が多いですが、随筆が出題されることもあります。比較的読みやすい文章が多いものの、中には抽象的な文章もあります。内容説明・空所補充・内容真偽・書き取り・読み・箇所指摘などが出題されます。
古文は中古・中世の作品からの出題が多く、和歌に関する出題もあります。漢文は文章・設問ともに標準レベルで、書き下しや現代語訳が中心です。
現代文の対策方法
まず、現代文の対策方法についてご紹介します。
【対策1】本文に書き込みをする
立教大学の現代文の特徴は、内容真偽問題が紛らわしい点です。選択肢の中から1つ選ぶ形式ではなく、各選択肢についてそれぞれ真偽を判断する形式です。消去法が利用できないため、文脈を正確に読み取った上で細かく確認する必要があります。文脈を正確に読み取るためには「本文への書き込み」が不可欠です。
では「本文への書き込み方」について確認しておきましょう。
・本文で繰り返されるキーワードにチェックする
・言い換え表現と対照的な表現をチェックする
・接続詞、接続助詞に注意する
チェックする際の印は統一すると内容を把握しやすくなります。
【対策2】記述対策
書き取り・読み問題は確実に得点したいところです。減点されないよう普段から丁寧に解答するよう心掛けましょう。
また、文学部では20~40字の説明問題が出題されます。普段から評論や新書、新聞などを読み、200字程度に要約する練習をすると良いでしょう。
古文の対策方法
次に、古文の対策方法をご紹介します。古文の文章を速く正確に読み取るためには基礎力が重要です。
【対策1】基本文法をマスターする
動詞・形容詞・助動詞の活用をマスターしましょう。助動詞は文法的意味も識別できるようにしてください。書き込み式の問題集に繰り返し取り組むことにより、文法の定着を図れます。敬語もしっかり復習しましょう。主語の把握や現代語訳問題を解く際のヒントにもなります。
【対策2】基本古語を暗記する
250~450語程度の基本古語を暗記しましょう。特に形容詞や形容動詞に注意してください。解答する際の根拠になる場合があります。
【対策3】和歌の修辞法を確認する
和歌についての出題があるため、枕詞・掛詞・縁語などの修辞法について確認しましょう。
【対策4】『源氏物語』をチェックする
文学部では『源氏物語』が頻出します。物語の概要や人物関係を少しでも把握し、読解の際に役立てましょう。他学部でも『源氏物語』などの有名作品の概要を確認することは有効的です。
漢文の対策方法
最後に、漢文の対策方法をご紹介します。
【対策1】漢文を音読する
初めは長い文章でなくても構いません。基本句形の例文などを繰り返し音読し、漢文のリズムを覚えましょう。
【対策2】語の読み・意味を確認
分からない語は必ず辞書を引いて読み・意味を確認してください。現代文の漢字問題の対策にもなります。
過去問で実践力を養う
時間内に多くの設問に解答し、合格点を取るためには、速く正確に文章を読み取り、瞬時に判断する力が必要です。実際に時間を計って過去問に取り組みましょう。全学部に共通する傾向があるため、学部を問わず取り組んでください。
解答する際は、根拠を持って解答しましょう。間違った問題や、なんとなくでしか分からなかった問題は解説を熟読し、正解の根拠を自分で説明できるようにしましょう。
おわりに
「難しくない」と油断すると本番で時間が足りなかったり、ケアレスミスが多発したりします。設問数や紛らわしい選択肢に惑わされることなく解答するには「丁寧な読解」が必要です。丁寧に読解することにより自信を持って解答できます。
スピードは過去問を解くことで徐々についてくるものです。本番さながらに時間を計り、とにかく数をこなしましょう。そうすれば、時間に追われて焦ることなく、本番に臨むことができるはずです。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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