みなさんは、大学生の約3割が推薦入試で入学していることを知っていますか?
大学は多くの学生を推薦入試で受け入れています。
この方法を利用しない手はありません。
推薦入試を受ければそれだけ合格の窓口は広がるからです。
ただ、推薦入試を受けるには勉強以外の対策が必要になります。
そのため、推薦受験をためらっている受験生もいるかもしれません。
そこで、今日は対策に時間をかけず、効率よく「推薦入試を突破するコツ」をお伝えします。
今から取り組むことができ、かつ、すぐに活用できる方法です。
ぜひ参考にしてみてください。
推薦入試の選抜方法
推薦入試を突破するには推薦入試の仕組みをきちんと知っておかなくてはなりません。
まず、推薦入試の選抜方法について考えてみましょう。
自己アピールや小論文を課すところがありますが、どの大学のどの推薦(AO推薦や自己推薦など)にも共通して行われるのが「面接」です。
つまり、面接が推薦入試の合格のカギをにぎっているといえます。ですから、推薦入試を突破するには、面接対策が効果的なのです。
推薦入試の面接のコツ
とはいえ、ただ闇雲に面接の練習をする、といった対策ではあまり意味がありません。
面接で合格するには押さえるべきポイントが1つあります。
そのポイントを押さえて対策できたかできていないかが合否の結果を左右するといっても過言ではないのです。
その押さえるべきポイントとは、「大学側の望む学生であることをアピールする」ということです。
推薦の面接で周りと差をつけるには…?
面接では自分のことを相手に知ってもらうことが第一です。
大学側は受験生のことを知って、大学が求めている学生像に当てはまるかどうかを合否の判断材料にしています。
当たり前のことですが、大学側が求めている学生像にマッチした受験生が合格できます。
つまり、面接では大学に自分のことを知ってもらうだけではなく、自分がどれだけその大学にマッチする学生かをアピールすることが重要になるのです。
しかし、面接というとおそらく
「自分はこういう人間です」
「自分は高校時代このような功績を残しました」
といったありのままの姿を伝えることをイメージしている方が多いと思います。
しかし、ありのままを伝えるだけでは不十分です。なぜなら、周りの受験生たちと差をつけるためのアピール力に欠けるからです。
では、アピール力を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?
推薦入試、アピールポイントは?
推薦入試の面接で一番重要なのは、大学の望む学生像と面接でアピールする自分がなるべく合致していることです。
大学の求める学生を調べ、それに当てはまる自分の一面を強調して表現することがよいでしょう。
例えば、早稲田大学の推薦入試の面接で、自分の長所をアピールする場合を想定しましょう。
ここで、「好奇心旺盛」という自分の長所をアピールするとします。
大学が望む学生像を考慮していないと、ただ単純に「僕(私)はいろんなことに興味があります」というアピールの仕方になるでしょう。
ここで、大学が望む学生像を知るために、早稲田の大学教旨を見てみましょう。
早稲田の大学教旨には「之が自由討究を主とし常に独創の研鑽に力め以て」とあります。
面接ではこの点を考慮して、「僕は探究心旺盛で、何事も深く追求し、より良い結果を生み出そうと考え、自らを磨いています。たとえば…(好奇心旺盛の言い換え)」と言葉を飾ります。
このように、少し言葉を変えてアピールすることで、面接官に大学に合致する学生と判断してもらえます。
アピールの仕方をほんの少し変えただけで面接官の印象は変わります。
ですので、推薦入試で面接を受ける際には教育方針などをチェックして、大学が望む学生像に合致する面を強調してアピールしましょう。
アピールの仕方を変えるだけでも、結果は大きく変わってきます。
ぜひ、自分自身のアピールポイントを意識して、面接に臨むようにしてください。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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