TOEICでハイスコアを獲得するためには、単語・熟語の知識が必須です。
しかし、「一念発起し分厚い単語帳を書店で買ったが、受験日までに読破する時間が確保できなかった」など、暗記について苦い経験をお持ちの方も多いことと思われます。
暗記作業は得意・不得意がはっきりと分かれます。特に受験生の方は、忙しい合間を縫って勉強を進めなければならないため、集中力して単語・熟語に取り組むことができない場合も多いでしょう。しかし、英単語、熟語の暗記にはコツがあり、要領さえ押さえればどなたも短期間でボキャブラリーの増強が可能です。
そこで今回は、熟語(イディオム)に着目し、効率の良い暗記の方法についてご紹介します。
おすすめの学習法
イディオムを勉強する際のポイントについてご説明します。
【1】覚えるべき英熟語をピックアップする
もちろん、無数に存在するイディオムを短期間ですべて覚えることは不可能です。そのため、TOEIC試験に向けて暗記を進める際には、覚えるべき「頻出」のイディオムを選別する必要があります。
まずは、e-ラーニングシステムなどを活用しながら、TOEICのリスニングパートに出てくるイディオムの暗記から取り組むと良いでしょう。リーディングパートよりも比較的優しい熟語が多く、ネイティブの発音を聴きながら学習することが可能です。
【2】声に出して覚える
英熟語に関わらず、暗記の際に「音読」を実施することは非常に効果的です。
自分で口にした言葉を聴きながら、意味を考えてみましょう。内容と音を紐づけすることで英単語が記憶に定着し、日本語・英語の相互変換がスムーズにできるようになります。
【3】ノートに書く
熟語をノートに書いて覚える際にもポイントがあります。
まず、ノート1ページを半分に折り、折り目を境として片側に英熟語が含まれた英文、もう一方の側にその日本語訳を書きます。
英文を暗記する際は、熟語が書かれた部分だけを見て言葉の意味を考えながら、声に出して覚えましょう。その後、覚えることができたと感じた熟語については、日本語の部分だけ見ながら別の紙に英文を書いてください。
この方法では、イディオムを単体で暗記するのではなく「どのように文章・会話で用いられるのか」を確認しながら単語に触れることがポイントとなります。
ただ書き写すだけでは意味がありません。自分自身で英熟語を使用するシチュエーションを想像することにより、記憶が徐々に定着していくでしょう。
【4】繰り返し触れる
暗記においては、「忘れる」ことが最も重要なプロセスであると言えます。
脳に多数存在する引き出しのいずれかに、記憶をしまうことは簡単です。しかし、必要に応じて適切な引き出しスムーズに空けるためには、相応の訓練が必要となります。
「忘れないようにする」のではなく、「思い出す」ように務めることが大切です。最速で引き出しを探し出せるよう、熟語には短時間かつ繰り返し触れてください。
具体的には、1つの熟語を5分間眺め、1日で覚えようとするよりも、5日間に分けて毎日1分ずつ確認した方が記憶に定着します。
おわりに
イディオム暗記の際に気を付けるべきポイントについてご紹介しました。
語学習得には「コツ」があります。しかし、効率の良い勉強法も、継続しなければ意味がありません。休日などのまとまった時間に詰め込むより、1日1イディオムでも良いため、とにかく「熟語に触れる」機会を毎日作ることをおすすめします。目、耳、口を使い、頭の中で想像力を高めながら英語を習得しましょう。
今回の記事をご参考に、ぜひご自身に合った熟語暗記のメソッドを見つけてください。
TOEICで伸び悩んでいるあなたへ
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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