英語リーディングの学習法の一つに「多読」と呼ばれる方法があります。
「多読」とは、わからない単語を飛ばしながら多くの英文を読んでいく学習法です。辞書を引かずに済むため、電車での移動中や就寝前など、ちょっとした空き時間を利用して行うことができます。
多読の実施により、前後の文脈から単語や文章の意味を推測する力を身に付けつつ、単語力や文法の知識を強化することができます。試験直前の短期集中的な学習法としては不向きですが、時間をかけて着実に英語力を伸ばしていきたい方にお勧めの方法です。
多読用の教材としては、英字新聞や洋書がおすすめです。そこで今回は、英字新聞・英語書籍を活用してリーディング力を伸ばす方法についてご紹介していきます。
英字新聞で学習するメリット
英字新聞には、さまざまなニュースを題材とした多種多様な英文が掲載されています。自分の英語力にあった記事を選び多読を実施すれば、楽しみながら英語を学ぶことができるでしょう。
また、多読は習慣化することが大切です。見出しを見て自分の興味のあるもの、好きな記事だけを選んで読むことにより、語学へのモチベーションを保つことができます。
おすすめの英字新聞
英字新聞と聞いて、まず「The Japan Times」を思い浮かべる方も多いことと思います。
「The Japan Times」は英字新聞の老舗的存在で、多くの人々に愛読されています。ただし若干内容が難しいため、英語学習を始めたばかりの方は、英語学習用に発行されている週刊版から購読を始めると良いでしょう。
「週刊ST」などの週刊版英字新聞には日本語の注釈がついています。そのため、記事の概要把握にどうしても知識が必要となる単語については、辞書がなくても意味を知ることが可能です。また、日本語によるニュース概要の解説なども掲載されています。
英字新聞を読むときのポイント
英字新聞の見出しにはいくつかのルールがあります。以下でご紹介するポイントを押さえておくと、読み進める際もかなり楽になるでしょう。
・be動詞は省略される
・冠詞・代名詞・明らかにわかる目的語も省略される
・動詞の現在形は過去を指す
・過去形は受動態を指す
・「to + 原形」 は 未来のことを指す
・コンマ(,)はandの代用
・長い単語は、できるだけ短い単語に言い換える
英字新聞の記事は、見出し・第一段落・本文の3つに大きく分けられています。必ずしも全て読む必要はありません。まずは見出しや第一段落に目を通し、理解できそうな記事のみ本文まで読み進めることをおすすめします。
英語書籍・洋書を活用する勉強法
多読用の教材としては、英語書籍・洋書もおすすめです。
小学生向けの英語書籍は、単語数が少なく難しい英文も使われていないため、比較的簡単に読み進めることができます。しかし、もちろん内容は子供向けであるため、簡単であるという理由だけで選ぶと、途中でストーリーに飽きてしまうかもしれません。
多読用の教材としては、「興味のある洋書を選ぶ」ことをおすすめします。
普段から慣れ親しんでいる分野の書籍であれば、自分が既に持っている知識を活用することにより、わからない単語についても意味を推測しやすくなります。
英語圏でベストセラーとなっているビジネス書や専門書など、翻訳版を待たずに目を通してみてはいかがでしょうか。
おわりに
英語のリーディング学習に、英字新聞や洋書を活用する方法をご紹介しました。
今回ご紹介した多読法は、読解力強化のみならず、ボキャブラリーの増強にも効果が期待できます。
多読は長期間継続していくことが大切です。着実に英語力を伸ばしていきたい方は、今回の記事もご参考に、ぜひ興味のある英文ニュースや洋書を日々の学習に取り入れてください。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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