大学入試の中でも、避けて通れない科目は英語です。
大学・学部によっては、他教科と比較し英語の配点が高い場合も多く、
文系・理系問わず英語対策は合格のカギを握ると言っても過言ではありません。
今回は、慶應義塾大学・医学部の英語の傾向と対策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
【傾向】
○出題形式
試験時間は、90分。
例年大問は4題が出題されています。
解答形式は、英文和訳、内容説明、和文英訳、自由英作文を中心とした記述式に、空所補充などの選択形式が主流です。
○出題内容
全体的には読解問題を中心で、かなり緻密な読解力がないと高得点を取るのは困難です。
そのほかは英作文、和文英訳、語句整序が出題されるという形式です。
○難易度
全体としてかなり難の部類に入るでしょう。
意表を突くような問題や、文の形では明確に示されていないことを推定する、いわゆる「行間を読む」力まで試されるような難問が出題されることがあります。
【対策】
対策1、長文読解力の養成
かなりの読解力がないと問題を解ききることはむずかしいでしょう。
特に論旨を追って内容をつかみ、未知の語は文脈から見当がつけられるような、応用力のきく英文をの読み方が望ましいです。
そのためには、高校段階の基礎は早くマスターして、そのうえで超難関校レベルの入試問題、それも長文問題を中心に数多く当たることが大切です。
出題内容も日常私たちが見るような評論、あるいはエッセーの類が多く出される傾向ですので、出来れば英字新聞や易しく読める英文雑誌などを読んでおくと役立ちます。
日ごろから接する英文の量を多くして、英文に対するセンスを養っておけば、どんな問題が出題されても対応できるでしょう。
医学部らしい論説文やエッセイがよく出題されているので、この方面の背景知識の獲得を怠ってはならないでしょう。
また女性論やインターネット・コンピュータ関連の題材など、現代社会のトピックについても日ごろから親しみ、常識として身につけておくべきでしょう。
設問としては字数制限つきの内容説明問題が必ず出題されていますが、本文中の該当箇所が的確に把握できていれば答案が制限字数前後になるようにできています。
まとまった内容の文章をある程度の字数内で要約するといった訓練を日ごろから積んでおくとよいでしょう。
対策2、文法力・語彙力の増強
読解問題を正確に解くには文法力と語彙力が必要です。
標準的な文法問題集を1冊徹底的にやることが必要でしょう。
また語彙補強では、多読によって語彙力を増やすと同時に、信頼のおける単語帳を整理の意味で活用することも必要でしょう。
対策3、会話の習慣的表現
2009年の2番に口語表現を問う設問が出題されており今後も出題に備えたいです。
対策4、英作文力
教科書あるいは参考書の基本例文の暗証をしましょう。
構文・語彙は単に読んで理解できるレベルにまで整理・定着を図っておきたいです。
また自由英作文の練習にも力を入れることが重要でしょう。
身近なテーマで取り組むほか医学部らしいエッセイのテーマになりそうなことについて、具体例を添えたうえで賛成・反対の論旨を展開できるようにしておきたいです。
いずれにしても、実際に書く訓練を積むことが大切です。
以上が、慶應義塾大学・医学部の英語の傾向と対策です。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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