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はじめに
世界史は覚えることが多く、「勉強が大変だ」と感じる受験生も少なくありません。しかし資料集を上手に活用することで世界史全体の流れを把握しやすくなります。過去問対策と合わせれば、センター試験で満点をとることも可能です。今回は資料集を活用した世界史の勉強法と解き方をご紹介します。資料集を活用して、歴史の流れをつかむ
世界史の勉強で基本となる教材は教科書です。教科書をしっかり読み、用語を覚えることが得点力アップにつながります。しかし、ただ漠然と教科書を読んでも、理解を伴っていなければ覚えることは難しいでしょう。そこでおすすめしたいのが資料集の活用です。
世界史では図や写真を見て解答する問題や地図の位置を解答する問題が多く出題されますが、資料集には図表だけでなく、大事な情報が分かりやすくまとめられています。
また世界史の勉強で大切なことは「タテの流れ」(時系列でみた歴史の流れ)と「ヨコの流れ」(特定の地域でみた歴史の流れ)を整理して覚えることです。資料集の写真やエピソードからイメージを膨らませることで興味を持って覚えられます。また、図表で知識を整理し、流れを理解することにも役立ちます。
アウトプットを意識して暗記しよう
「世界史は暗記できれば満点が取れる」と言われます。実際、世界史は暗記量に比例して点数が伸びていきます。
しかし試験中どうしても覚えたことが思い出せない、そんな経験はないでしょうか。時間をかけて暗記しても思い出せなければ、せっかくの努力が無駄になってしまいます。したがって、覚えたことを確実にアウトプットできる方法を身につけることが、センター世界史で満点をとることにつながります。
「忘れてしまった」わけではなく「思い出すきっかけ」が少ないことが思い出せない原因です。そのためには暗記する際に「思い出すきっかけ」を作っておくことが重要です。
例えば、勉強した日付や天気、感想などをメモしておくと次回思い出す際の手掛かりとなります。暗記力を高めるためには、分野ごとに勉強する時間帯や場所を変えて刺激を与えることもプラスに働きます。世界史の場合、資料集の図表をまねて描くことも効果があります。図表により「誰がいつどこでどのような理由で何をしたか」整理して覚えることができるでしょう。大事な情報にアンダーラインを引くと、復習の際に便利です。
センター世界史Bの解き方
では実際にセンター試験を受ける際の解き方を確認します。限られた試験時間内で効率よく解答するため、以下のような流れで解いていきましょう。
【ステップ1】リード文をしっかり読む
大問ごとのリード文はしっかりと読みましょう。リード文の中には解答するために必要なヒントが隠されています。リード文を読みながら出題内容を想像して取り組みましょう。
【ステップ2】すぐに解答できる問題は先に解く
センター試験では年代順や教科書に載っている順に出題されるわけではありません。最初にすぐに解答できる問題を終わらせることで、解答を絞りきれない問題に時間をとることができます。
【ステップ3】解答を絞りきれない問題を解く
ステップ2で飛ばした問題に再度取り組みます。センター世界史では史実の正誤判断が問われる問題が多く出題されますが、この問題をステップ2で飛ばすケースが多いでしょう。「なんとなく」選択肢を選んだ場合、高得点をとることは難しいと言えます。なぜこの選択肢が正しいのか、または誤りと言えるのかをしっかりと理由づけて選択肢を選んでください。
おわりに
覚えることの多い世界史の勉強も、資料集を活用することで格段に覚えやすくなります。また、少し工夫することで暗記した内容を思い出しやすくなります。努力と工夫次第で世界史は確実に高得点を狙える科目です。資料集やスタディ・タウンの映像授業(Eラーニングサイト)を上手く活用して、効率的に勉強を進めましょう。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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