「大学入試に向けて毎日勉強する」受験生の皆さんは、それが大切だということは分かっていても、やはりどうしても苦しいと感じてしまうことが多いのではないでしょうか。苦しまずに勉強を続けることができ、しかも効率的で成果も上がるとしたら素晴らしいと思いませんか?
勉強を習慣にしてしまえば、苦しまずに勉強を毎日続けることも可能となるのです。今回は大学入試に向けた勉強の習慣をつける方法をご紹介します。
勉強を習慣化することのメリット
勉強することが習慣になった場合、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず考えられるメリットとして、楽に勉強が続けられるというものがあります。「勉強しなきゃ」という意思の力で辛い勉強に向かうのではなく、自然と勉強に入っていけるようになるのです。自然に勉強が続けられることで学習内容への理解が進みやすくなります。理解が深まれば勉強もおもしろくなってくるかもしれません。勉強におもしろみを感じることで、勉強自体が楽しいものになるかもしれないのです。「勉強はおもしろい」「勉強は楽しい」と思えるようになれば、自然と成果も上がるでしょう。最終的には、目標とする大学合格へと近づくことにつながります。
どうやって勉強を習慣化する?
「継続は力なり」とはよく言われることですが、続けるということは、勉強だけでなく何かを達成するために不可欠とも言える行為です。
しかし、好きでもないことを続けることは誰にとても難しいはずです。勉強が好きではない、むしろ嫌いだと考える学生は多いと思いますが、どうすれば勉強を続けられるようになるのでしょうか?その方法を紹介します。
まず重要なのは、ハードルを上げすぎないことです。
最初から超えることが難しいハードルを設定してしまえば、結局は続かなくなってしまうことがあります。始めは小さなことで良いのです。例えば、「30分だけは机に向かう」「10分だけ勉強する」「1ページだけ教科書を読む」など、簡単に達成できることを日課として毎日続けてみましょう。疲れたら中断して休んでも構いません。短い時間であっても、まずは繰り返すことが大切です。繰り返すことで勉強する回数が増え、勉強に対する抵抗感が徐々に小さくなります。勉強する時間についても、無理をすることはありません。都合の良い時間、あるいは思い立った際に勉強をする。短くても毎日続けることが勉強の習慣化につながります。
脳の働きと習慣化の仕組み
心理学の分野では、「習慣」とは生まれつき備わっているものではないとされています。繰り返すことによって後から身につく行動パターンと言えるでしょう。
ある行動が習慣化されると、その行動に対応する専用の神経回路が脳内に作られます。そうなると、意思の力がなくとも自然とその行動に移ることができるようになります。勉強も習慣化さえしてしまえば、1日休むとかえって違和感を覚えてしまうようになるかもしれません。
1つの行動が習慣として定着するためには、およそ1ヶ月かかると言われています。しかし行動が定着する前に休んでしまったり、やったりやらなかったりとバラつきがある場合、神経回路が形成されず習慣化も起こりません。そのため、最初の1ヶ月間は何としても毎日続けるよう心掛けましょう。
人間の脳は、行動を起こすことでスイッチが入るようになっています。
「やる気が出たら勉強しよう」と思っていても、なかなかそうはいかないのもそのためです。実際に行動を起こすことでやる気のスイッチが入り、勉強へ向かうことができます。そしてその行動を繰り返すことで習慣化され、ストレスを感じることなく勉強を続けられるようになるのです。
おわりに
大学受験を控えた受験生の皆さんにとって、勉強を続ける目的は、もちろん希望する大学に合格することのはずです。その目的を達成するために適切な計画を立て、毎日勉強を続けることは大切です。なるべく早い時期に勉強を習慣化することができれば、辛い思いやストレスを感じずに受験勉強に取り組むことができるはずです。大学合格という目的に合った習慣を身につけることにより、大きな成果を得ることができるはずです。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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