「TOEIC」は、英語によるコミュニケーション能力を幅広く測る世界共通のテストです。進学や進級、入社試験や昇進の際に役立つ資格として、近年ますます注目を集めています。
TOEIC最大の特徴は、膨大な量のリスニング問題です。特に高得点獲得を目指す方にとっては、このリスニング問題の攻略が大きな課題となります。
そこで今回は、TOEIC受験を控える方に向け、リスニング力アップに効果的な音読による勉強法と、学習時に意識するべき各種ポイントについてご紹介します。
コンテンツ
TOEICにおけるリスニング問題の重要性
TOEICの試験は全200問で構成され、制限時間は120分です。
その内、リスニングパートは全100問、45分間をかけて実施されます。試験の半分をリスニング問題が占めているため、受験の際は対策が欠かせません。
また、試験勉強を行う際は、正確なリスニング力に加え、長時間英語を集中して聞き続ける「スタミナ」を養成する必要があります。そのため、「文字としての英語」だけでなく、「音としての英語」に日頃から触れる習慣を身に付けることが大切です。
英語の勉強における音読から得られる効果
リスニング力アップには「音読」が欠かせません。参考書やe-ラーニング上にあるリスニング問題のスクリプトを、声に出しながら読んでみましょう。
英文を音読することにより、短期間で英語の文章構造に慣れることができます。文章を構成する各情報がどのような順番で並べられているか、音を通して体に覚えさせてください。音読を繰り返す中で英語独特のリズムを掴むことができれば、試験問題においても、必要な情報が話されている個所を無意識的に判断できるようになります。
特にリスニングを不得意としている方は、効果を実感するまで、1つの英文を何度も音読してください。時間と根気が必要な作業だと感じるかもしれませんが、TOEIC試験の対策としては非常に効率的な勉強法です。
より効果的な音読を行うためのコツ
【1】ディクテーションを併せて行う
音読がリスニング能力の向上に有効であるとは言っても、ただ声に出して読むだけでは大きな効果は得られません。音読を実施する前に、「ディクテーション」を行いましょう。
ディクテーションとは、音声を聴きながら英文を書き起こすというシンプルな勉強法です。ディクテーションを実施することによって、自分が聞き取れなかった個所を正確に把握することができます。書き起こすことができなかった部分については、重点的な音読を行ってください。
効率的にTOEICのスコアをアップさせるためには、自身の弱点を発見し、意識的に強化していくことが大切です。不必要な個所にエネルギーを費やすことのないよう、ディクテーションを活用し、「穴を見つけて埋めていく」ことを心がけましょう。
【2】CDを使ってネイティブの発音を知る
音読は、「正しい発音を身に付ける」という心構えを持って行いましょう。リスニング問題の音源を活用し、ネイティブの発音・アクセントを真似しながら音読してください。
以下のような手順で実施すると効果的です。
- 音読をせずに音声を聞く
- 音声を流しながら追いかけるように音読する
- 音声なしで音読する
発音に自信のない方は、自分の音読している音声をレコーダーなどで録音し、CDと聞き比べて調整してみてください。各単語について、正しい発音や音のつながり方を把握することができれば、聞き取りが容易になります。
おわりに
TOEICのリスニング問題対策として効果的な、音読を取り入れた勉強法についてご紹介しました。
就職や進学に活用するため、短期間で高得点を目指そうと考える方も多くいらっしゃることでしょう。音読は、リスニング力を高める上で非常に効率的な勉強法ですが、もちろん効果を実感するためには継続が必要となります。今回の記事をご参考に、ぜひ粘り強く取り組んでみてください。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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