オーストラリアは、日本においてイギリスに次いで4番目に人気のある留学先です。シドニーやメルボルンを始めとする大都市は快適な環境が整っています。また、都市圏から少し外れると、そこにはまだ手つかずのオーストラリアの大自然も残っています。細かな気候は地域によってさまざまですが、全体的に1年を通して温暖で、過ごしやすい気候です。さらに、国際関係や現地の方は比較的親日的なため、安心して留学生活を送ることができるでしょう。
今回は、オーストラリア留学の基礎知識をご紹介します。
安さが際立つオーストラリア留学
オーストラリア留学では、受け入れ先の学校の種類によって2通りの予算を組むことができます。
1つは語学学校に通う場合です。この場合は年間250万円前後の予算で留学できます。語学学校は単に英語環境に浸るだけでなく、IELTS対策やビジネス英語の習得を集中的に行いたい方におすすめです。
もう1つは、大学附属の英語学校に通う場合です。この場合は年間250~300万円強の予算で留学できます。英語学校は、オーストラリアでのリアルな学生生活を体験してみたい方や、将来的に現地の大学進学を視野に入れている方におすすめです。
なお、どちらの場合においても別途留学に際しての保険料や、生活費の中でも交際費などが必要になることを考慮する必要があります。
滞在期間によって3種類のビザがある
オーストラリア留学の際に必要なビザは、現地に滞在・就学する期間で種類が異なります。観光ビザ・ワーキングホリデービザ・学生ビザの3種類です。順に解説します。
観光ビザ、ETAS
観光ビザとETASはどちらもオーストラリア観光のためのビザです。それぞれの滞在期間は3ヶ月、就学は12週間までと定められています。観光ビザとETASの違いは、ETASがオンラインで手軽に申請できるビザであるという点です。通常6ヶ月以内の短期留学を行いたい場合は、まずETASを申請して入国します。ETASは現地で延長することができないため、現地で観光ビザに切り替えて残り3ヶ月を過ごします。このビザにおける注意点は、ボランティアを含め、一切の就労が禁止されている点です。
ワーキングホリデービザ
滞在期間は1年間、就学は4ヶ月まで、同一雇用主のもとでの就労は3ヶ月までと定められているビザです。滞在の前半で短期留学を行い、残りの期間を働きながら観光する時間に充てることが一般的です。なお、このビザは一生に一度しか申請できないため、慎重に申請しましょう。
学生ビザ
大学をはじめとしたオーストラリアの教育機関に3ヶ月以上留学する場合に申請するビザです。ビザ取得の条件として、教育機関のコースを週25時間のフルタイムで受講・出席することが求められています。一定の出席率がクリアされない場合、ビザの延長ができないこともあるため注意が必要です。また、学生ビザは申請手続きが煩雑です。余裕を持って準備しましょう。
申請に必要な最低限のものは、535ドル(1ドル120円の場合、日本円で6万4,200円)の申請費用・パスポート・学生ビザ申請用紙・健康診断用紙・レントゲン診断用紙・入学許可番号・OSHC(海外留学生健康保険)・クレジットカードです。
留学先におすすめの州や都市
オーストラリアは地域ごとに7つの州に分かれています。今回は、中でも留学先として代表的な3つの州をご紹介します。
1つ目は、ニューサウスウェールズ州です。州都シドニーはオーストラリア最大の都市でもあり、オリンピックも開催された国際色豊かな都市です。オーストラリアの最先端を行く環境を味わうことができるでしょう。
2つ目は、クィーンズランド州です。日本人には聞き慣れない地域ですが、大陸の北東に位置するオーストラリア随一のリゾート地です。観光地かと思いきや、大学や専門学校もあり、リゾート気分を味わいながら語学に打ち込める環境が整っています。
3つ目は、ビクトリア州です。州都メルボルンの名を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この地域は、大英帝国の植民地時代の建物が多く残る、ロマンあふれる都市です。また、伝統のある教育機関が残っていることも特徴の1つです。アメリカのボストンやイギリスのオックスフォードのような、アカデミックな雰囲気漂う場所でもあります。
おわりに
オーストラリアは、過ごしやすい温暖な気候や親日的な雰囲気が魅力の留学先です。今後も、留学者数は徐々に増えていくことでしょう。また、オーストラリアは留学に適しているだけでなく、観光に恵まれた国でもあります。もしオーストラリアへの留学を考えているのであれば、留学期間中にオーストラリアの豊かな自然を一度でも体験することを併せておすすめします。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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