留学には、大きく分けて「短期留学」と「長期留学」の2種類があります。留学に興味はあるけれど、時間や金銭面で躊躇している方もいるでしょう。しかし、短期留学なら留学期間が短く、留学費用を安く抑えることが可能です。そのため、長期留学と比較して短期留学は手軽に行くことができます。今回は、短期留学のメリットとデメリットをご紹介します。
短期留学とは
「短期留学」とは、留学期間が1週間から3ヶ月程度の留学のことを指します。留学期間が短いため、休暇中の学生や、有給休暇や転職の合間の期間を利用した社会人に向いています。
短期留学に行くためには、パスポートを取得し、出発希望日の1~2ヶ月前に旅行会社や留学エージェトに行く必要があります。短期留学用のプランは数多くあり、語学学校にホームステイが含まれているプランや、観光がついているプランなどを選ぶことが可能です。「パッケージ」と呼ばれる、ツアー旅行のような形態になっている短期留学もあるため手軽に行くことができます。
旅行会社や留学エージェントによってプランの種類は異なるため、パンフレットや資料を集めて自分に合ったプランを見つけましょう。
短期留学のメリット
短期留学の最大のメリットは、留学期間が短く、留学費用が安い点です。
長期留学には莫大の費用が必要となるため、気軽に行くことができません。しかし、短期留学は留学期間も短いため、費用を安く抑えることが可能です。さらに、留学期間が短い短期留学の場合、現在のライフスタイルを大きく変える必要もありません。
長期留学と比較すると英語の習得率は劣りますが、短期留学でも英語を習得することは可能です。
また留学期間が短くても、異文化に触れることは人生において非常に貴重な経験となります。ネイティブの英語に触れたり現地の友人を作ったりすることは、新しい価値観を見出すきっかけとなるでしょう。英語を習得する目的で行く方は、勉強意欲がさらに湧き、モチベーションの向上にもつながります。
また、将来長期留学に行くことを考えている方や退職後の外国暮らしを考えている方にとっては、短期留学をそれらの下見として利用することが可能です。高い費用を支払って長期留学に行ったのにも関わらずその国が自分と合わなかったり、いざ住んでみたら想像していたものと違ったりしてはリスクが高すぎます。まずは、値段も安く期間も短い短期留学に行き、判断材料にしてはいかがでしょうか。
短期留学のデメリット
短期留学のデメリットは長期留学と比較して、英語を習得するための努力がさらに必要となる点です。留学先に長く滞在すればするほど、英語は上達するでしょう。しかし、短期留学は留学期間が非常に短いです。そのため、英語を習得するための努力を積極的に行う必要があります。
特に英語があまり得意ではない方は、日本語が通じる人と集まりがちです。しかしこれでは、せっかくネイティブの英語に触れる機会があっても、その機会を活かすことができません。留学期間中は、積極的に現地の人と話すよう心掛けましょう。
おわりに
短期留学のメリットとデメリットについてご紹介しました。短期留学は留学期間も短く費用も安いため、長期留学と比較して気軽に行くことができます。短期留学は、「現地の文化や言葉に触れたい」「自分の英語がネイティブの方にどの程度通用するのか試してみたい」「異文化に触れて、後の勉強のモチベーションを向上させたい」など、明確な目標を持って行かなければ、あっという間に終わってしまいます。「スーパーエルマー」や「スーパースピーキング」を活用し英会話力を身に付けるなどの十分な準備を行い、短期留学を有意義なものにしてください。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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