慶應義塾大学といえば、早稲田大学・上智大学と並んで「早慶上智」と呼ばれる、私立大学でもレベルの高い大学です。名前は聞いたことがある、という方は多いことでしょう。今回は、この慶應義塾大学の入試情報をご紹介します。
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気になる!慶應義塾大学の各学部学科の偏差値
「この大学に入りたいな」と考えたとき、まず気になるのが大学の偏差値ではないでしょうか。受験の参考として、慶應義塾大学における各学部学科の偏差値をまとめました。
【文系学部・学科】
文学部人文社会学科:65~66
法学部法律学科:68~70
法学部政治学科:66~70
経済学部経済学科A方式:68
経済学部経済学科B方式:67~68
商学部商学科A方式:63~66
商学部商学科B方式:65~67
総合政策学部総合政策学科:65~73
【理系学部・学科】
医学部医学科:70~73
理工学部学問1:65~68
理工学部学問2:64~67
理工学部学問3:65~68
理工学部学問4:65~68
理工学部学問5:65~67
薬学部薬学科6年制および4年制:65~67
看護医療学部看護学科:61~64
環境情報学部環境情報学科:66~73
上記のまとめからもわかる通り、慶應義塾大学における多くの学部の偏差値は65前後です。最も偏差値が高いのは、医学部の70~73です。
慶應義塾大学の受験料は?
慶應義塾大学の一般入試受験料は、医学部医学科のみ6万円で、その他の学部学科は一律3万5,000円です。
一般入試以外の受験方法としてはAO入試と推薦入試があります。AO入試と推薦入試は一部の学部学科でしか実施されていませんが、どちらも一律3万5,000円です。
また、帰国生や留学生向けの入試、塾内進学といった入試もあります。帰国生入試は一般入試と同じく医学部医学科のみ6万円、その他の学部学科は3万5,000円です。留学生入試では、医学部医学科は5万5,000円、経済学部と法学部は2万円、その他の学部学科は3万円です。塾内進学では受験料が必要ありません。
一般入試の試験科目にはどのようなものがあるの?
受験生であれば、入学を希望する大学・学部学科の一般入試における試験科目を確認することは大切です。数多くの学部学科に分かれている慶應義塾大学ですが、試験科目にはどのようなものがあるのでしょうか。文系の学部学科、理系の学部学科に分けてまとめました。
【文系学部・学科】
文学部:外国語、地理歴史、小論文
法学部:外国語、地理歴史、論述力
経済学部A方式:外国語、数学、小論文
経済学部B方式:外国語、地理歴史、小論文
商学部A方式:外国語、地理歴史、数学
商学部B方式:外国語、地理歴史、論文テスト
総合政策学部:数学または外国語(あるいは数学および外国語)、小論文
【理系学部・学科】
医学部:理科、数学、外国語
理工学部:理科、数学、外国語
薬学部:理科、外国語、数学
看護医療学部:外国語、数学または化学あるいは生物
環境情報学部:数学または外国語(あるいは数学および外国語)、小論文
上記の科目の中で、外国語科目は文学部・法学部のみ「英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択」となっています。その他の学部の外国語科目は「英語I・英語II・リーディング・ライティング」です。
また、地理歴史科目においては商学部B方式のみ「世界史B・日本史B・地理Bから1つ選択」、その他の学部では「世界史B・日本史Bから1つ選択」です。
数学科目では、学部によって出題範囲が異なります。医学部と理工学部のみ「数学I・数学II・数学III・数学A・数学B」から出題され、その他の学部においては「数学I・数学II・数学A・数学B」から出題されます。より細かい出題範囲については、入試要項を確認すると良いでしょう。
また、小論文や論述のテーマも学部によって異なります。事前によく調べ、過去の傾向を見ておくなど注意が必要です。
一般入試以外にも入試制度はあるの?
慶應義塾大学では、一般入試以外にもさまざまな入試制度を設けています。一般入試以外の入試制度としては、AO入試・推薦入試・帰国生入試・留学生入試・塾内進学があります。
AO入試は、学校側が求める学生像と受験生自身の人物像を照らし合わせて合否を判定する入試方法です。慶應義塾大学では、法学部・理工学部・総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部でAO入試を受け付けています。
推薦入試は、在籍する高校から推薦を受けた学生の中から合格者を選抜する入試方法です。慶應義塾大学では、法学部、商学部、理工学部、薬学部で推薦入試を受け付けています。
帰国生入試は、海外で教育を受けた学生が対象となる試験で、看護医療学部以外の学部で受けることができます。一次選考は書類による選考となり、二次選考は学部によって細かい試験内容が異なります。法学部・医学部・薬学部以外の学部では面接のみです。
留学生入試は、海外からの留学生を対象とする試験で、帰国生入試と同じく看護医療学部以外の学部で受けられます。他の試験と大きく異なる点として、日本語の試験とTOEFL試験が設けられている点が挙げられます。その他、面接と日本語作文試験、科目試験が設けられています。
また、全学部に塾内進学があります。塾内進学とは、慶應義塾大学付属高校において優秀な成績を収めた場合に選択できる進学方法です。いわゆるエスカレーター式の進学です。
おわりに
慶應義塾大学における入試情報をご紹介しました。先にも書いた通り、学部学科、入試制度の種類によって受験科目や選考方法、小論文や論述のテーマが異なります。確認を怠らないよう注意しましょう。特に入試制度の確認は重要です。自分が受験する入試制度において、大学側が自分のどこを評価しようとしているのか、自分に何を求めているのかを理解して受験に臨みましょう。

スタディ・タウン学び情報局 編集部

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