「ワーホリ」と言う略称で呼ばれるワーキングホリデーは、滞在者に対して、現地で就労することを許可する特殊なビザ制度です。滞在中の費用面における不安が減少するだけではなく、働くことを通してネイティブスピーカーとの交流が増えるため、語学力の効果的な向上も見込めます。
今回は、日本においても利用者が増加しているワーキングホリデーについて、概要や各種費用に関する情報をご紹介します。
コンテンツ
年齢制限について
日本は現在、ワーキングホリデーで12カ国(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、中国(台湾)、香港、ノルウェー)と協定を結んでいます。
また、ワーキングホリデーの利用には年齢制限があり、日本国籍を持つ18歳~30歳(アイルランドは特例を除き25歳まで)の方が申請可能です。
ビザ申請費用について
主要英語圏のオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスの4カ国に絞ると、ビザ申請料はおおよそ1万5000円~4万円前後です。また、ニュージーランドに関しては申請料が無料ですが、レントゲン写真の提出が義務付けられており、別途撮影費用が必要となります。
ビザ申請時の「所持資金」について
ビザ申請条件として、渡航時に一定の資金を所持していることが求められる場合があります。例として、先ほどの4カ国の所持資金に関する規定について、以下にご紹介します。
オーストラリア
原則として、5000オーストラリアドル(46万円)の自己資金。
ニュージーランド
帰国用の往復航空券もしくは購入費用(1000ドル程度)、および滞在費用として4200ドル(38万円程度)。
カナダ
2500カナダドル(20万円相当)の自己資金。加えて、約150カナダドルに相当するプログラム参加費の支払いが可能であること。
イギリス
1890ポンド(約35万円)程度の自己資金。
金額は為替レートによって変動します。また、各規定は変わることもあるため、申請時に希望する国の情報を必ずチェックしてください。
ワーキングホリデーの準備について
渡航先が決まったら準備を始めます。
【1】パスポートの更新
ビザ申請時、パスポートの有効期限が残り1年未満の場合には、更新しましょう。
【2】ビザの申請
渡航先の大使館のホームページからビザを申請します。
【3】保険に入る
加入する保険を選択する際には、必ず契約内容について十分に比較検討を行ってください。また、万が一事故が発生した場合の対応について、国内に残る家族と相談することも大切です。
【4】現地生活の手配
語学学校や仕事、滞在先について情報を集めてください。
滞在先について悩む方には、学生寮、もしくは語学学校の近くにあるホームステイ先を選択することをおすすめします。到着初日は荷物が多いため、空港送迎を依頼し、直接滞在先に向かう手配を済ませておくと安心です。
【5】クレジットカード
外国では、クレジットカードが重要な身分証明書になります。
【6】歯科治療を済ませる
海外の歯科治療は高額です。出発前に治療を済ませましょう。
【7】公的手続き
日本を1年以上離れる場合、海外転出届を提出することにより、国民年金や国民健康保険の費用を抑えられます。また不在中の郵便物については、転送サービスを利用し実家などに届くよう手配しましょう。
【8】国際運転免許証
免許センターや警察署で当日発行され、有効期限は1年間です。
おわりに
ワーキングホリデーの概要や、各種必要となる資金・準備についてご紹介しました。
ワーキングホリデーの準備には、細かい申請作業が付きものです。海外生活へのモチベーションを高めつつ、遅くとも渡航日の1カ月前には全ての準備を終えるようにしましょう。
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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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