2017.12.14大学受験

【現代文】 評論文の攻略に必要なポイントはたった4つ!得意科目とする勉強法・解き方(コツ)を徹底解説

現代文の勉強法

はじめに

現代文が解けるか解けないかは、センスがあるかないかで決まってしまう」という考え方が、昔から根強く残っています。事実現代文を一生懸命勉強しているのに結果に結びつかない、そもそも勉強の仕方が分からないといった悩みを抱えている受験生の方も少なくありません。

現代文には大きく分けて評論文と小説文の2種類がありますが、私大を中心に出題される割合が高いのが評論文です。(評論文も含めて)現代文は勉強法が確立しづらい科目です。 日本史や世界史のような暗記科目と違って、覚えていれば解けるとは限りませんし、数学のように解くための公式もなく、回答が一つとは限りません。他の科目とは大きく異なる科目です。 しかし、現代文の勉強法・解き方はありますし、センスがないと得点できない科目という訳ではありません。

この記事では、現代文で悩んでいる高校生のために、現代文、とりわけ評論問題で得点を上げる上で重要な4つのポイントと、効果的な解き方(コツ)・勉強方法を解説します。

現代文の評論文にセンスは不要な理由

女子小説の場合は、筆者の心情を読み取ることが必要で、文章を文字通りに読んだだけでは伝わらない「共感力」、センス的なものが必要な場合があります。

しかし、評論文の場合は全く違います。評論文は、「筆者が自分の主張を論理的に展開する文章」です。基本的に文章構成が論理的に展開されているので、筆者の論理を把握することが重要です。逆に自分のセンス・感情で筆者の主張を決め付けて問題を解いていたら、筆者の主張とずれた認識を持って間違った答えを導きだしてしまう可能性があります。

また、センスに頼りすぎていると、ある設問に何故正解できて、逆に何故正解できなかったのかが、あいまいになります。間違えた理由が分からなければ、対策ができないので、今後得点を上げていくのは難しいでしょう。センスに頼らないで、正しい解き方を身に付けることが重要なのです。

「現代文(評論文)にはセンスが必要」という先入観がもしあるなら、捨て去ることをおすすめします。

現代文の評論問題を解くためには何が必要?

必要な4つの要素

評論問題を解くために現代文の評論文について、どう対策したらいいのか分からない、苦手意識を持っている人のために、現代文の評論文問題を解くために必要なことを整理しておきましょう。

必要なこととは、以下の4つです。

4つについて、順番に詳しく解説していきます。

 

 

 

 

 

  • 1.語彙の把握
  • 2.背景知識の把握
  • 3.読解力
  • 4.解答を導き出す力

1.語彙の把握

1つ目の「語彙の把握」とは、評論問題に頻出する語句(単語)の意味を正確に知っているかどうかということです。日常会話も評論問題も日本語であることに変わりありません。

しかし、評論問題には日常会話では使用しない言葉がたくさん出てきます。具体的には、「 アイデンティティ」「イデオロギー」「アナロジー」「エスプリ」「諧謔」「横溢」など・・・。

今挙げた例はごく一部ですが、「日常で使われないが、評論文でよく使われる」言葉はたくさんあります。

評論問題特有の語句の意味を知っていれば、文章を読む際に意味が分からず立ち止まることが少なくなるでしょう。

2.背景知識の把握

2つ目の「背景知識の把握」とは、評論文の問題によく取り上げられるテーマ・話題の基本的な知識を頭に入れておくことです。頻出テーマの知識があれば、どのような著作が問題文になっていても柔軟に対応することができます。例を挙げると、温暖化問題とはどういうものかについて基本的な知識がある人なら、温暖化問題に関する評論文を初めて見ても、筆者がどんなことを主張しているのか理解しやすくなるでしょう。

また、背景知識を把握することによって、評論問題に取り組みやすくなることも大きなメリットです。興味がある、知っているジャンルの文章ならスムーズに読めるものの、興味がない、分からないジャンルの文章は読みにくいという経験がある方は多いのではないでしょうか。評論問題でも同じように、 知らないことを少しでも減らして取り組みやすくすることが重要です。

3.読解力

3つ目の「読解力」とは、評論問題全体のテーマや筆者の主張を読み取る力です。評論文全体のテーマや筆者の主張に関する設問は非常に多く出題されます。実際の評論問題を解く際には必ず文章で言いたいことを読み取りたいところです。傍線部の前後や接続詞に注目するなど有効なテクニックがあるので、基本的なテクニックは抑えておきましょう。

4.解答を導き出す力

4つ目の「解答を導き出す力(解き方)」とは、文字通り設問と本文を照らし合わせながら正解を選び、設問で求められていることを記述する力です。評論問題全体のテーマや筆者の主張が読み取れたとしても、問われていることに対する答えが探せなければ得点には結びつきません。解答を導き出す力も大変重要なのです。解答を導きだすのには、基本的な読解力だけではなくテクニックも必要となります。また、

評論問題を得意科目にするための解き方と勉強法について、それぞれ細く解説します。

 

現代文・評論文の解き方(コツ)と勉強法 6つのポイント

ここでは現代文の評論文の解き方(コツ)と勉強法を詳しく解説します。

最初は語彙と背景知識を把握する方法です。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:1】語彙と背景知識を把握する

語彙と背景知識の把握語彙と背景知識の把握に関しては、基本暗記問題なので、解き方よりも勉強法を考えましょう。

受験本番までまだ時間があるなら、 硬質な文章の書かれた本や新聞を読んで語彙力を意識して増やすことをおすすめします。受験直前なら、問題集、単語集に多くあたりましょう。

語彙の正確な把握のためにおすすめしたいのが、漢字を覚える際に読み書きだけでなく意味も一緒に覚えることです。加えて、覚えた漢字を用いた熟語の意味も掴んでおけば、一度に覚えられる言葉が2つ、3つと広がっていきます。また、評論文の問題でよく見かける言葉を自分で書き出して意味を覚える方法もおすすめです。英単語の読み・書き・意味を覚えるイメージを持っておくと分かりやすいかもしれません。

 

背景知識の把握におすすめの方法は、 評論問題でよく取り上げられているテーマをインターネットなどを用いて調べる、評論問題で頻出するテーマについて解説した参考書を読むことです。また、新聞や本を日頃よく読んでおけば、一般常識や時事問題に関する幅広い知識が身に付くでしょう。

環境や芸術に関するテーマから出題されるケースが少なくありませんが、大学によって傾向に差があります。志望校が決まっているなら、志望校の過去問を調べて志望校に出やすいテーマを知っておきましょう。

語彙の把握にも背景知識の把握にも共通して大切なことは、繰り返し取り組むことです。漢字や熟語は読み・書き・意味の把握をワンセットとして定期的に復習し、背景知識も自分で調べたことや参考書を何度も読みこんで定着させましょう。

 

次に「読解力」と「解き方」を身に付ける具体的な方法を紹介します。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:2】問題文を読みながら設問を解く

読解力を身につける読解力・解答を導き出す力を身につけるための勉強法と、実際に問題を解く方法は密接に関わっています。そのため、普段の勉強時から実際の試験を意識して解きましょう。その際に大切なことがあります。

問題文を読みながら設問を解くことです。すべての問題文を読み終えてから解こうとすると、設問を読んだときに問題文の最初の方の内容を忘れてしまってもう一度読む手間が生じてしまいます。問題文に傍線が出てきたらいったん設問を読み、その傍線の前後から答えが導き出せるかどうか考えましょう。

テクニックとして、 「設問を全部読んでから、問題文を読む」という手法もあります。設問を先行して読むことで、事前に何を聞かれているか分かります。問題文を読む時にどこに注目すれば良いのか分かり、時間の短縮につながるというメリットがあります。本文が長い場合には特に有効なテクニックです。

※このテクニックを始めとする現代文の評論文で即効性のあるテクニックを、こちらの無料動画でふれることができます。

そもそも制限時間がある中で、「読んで理解して解く」ことを意識し過ぎると、文章の理解は深まったとしても、時間内に解き切ることができなくなる可能性があります。現代文・評論文を得意科目にするには、 「読んで理解して解く」のではなく、「設問の答えを本文から見つけるために読む」ことに意識を向けることが重要です。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:3】重要な箇所に印をつける

偏差値は60前後3つ目は、 「筆者の主張なのではないか?」、「設問を解く上で重要な箇所なのではないか?」と思った部分に、積極的に印をつけていくことです。印をつけるだけで、設問を解いている最中に文を読み返す際、カギとなる部分を探す手間が省けます。

筆者の主張や重要なことが書かれている箇所というのは、「しかし」「だが」などの逆説の言葉の後にあることが多いと言われています。

また、段落の最初と最後、「~である」のように言い切っている箇所も重要な場合が多々あります。

傍線部について尋ねられる問題は、その周囲にヒントがかくされているので、前後を重点的に読んで、重要な箇所に印をつけましょう。

印をつけていく練習によって読解力を上げ、記述問題の解答作成のための材料を集めましょう。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:4】指示語・接続詞に注目する

女性4つ目は、文章に出てくる指示語・接続詞に注目して読み進めることです。

現代文の評論文の問題のパターンは、大きく分けると、「どういうことか説明する」パターンと「理由を答える」パターンの2つあります。

「どういうことか説明する」パターンの場合は、 傍線部を言い換えている箇所を探しましょう。評論文において、筆者は自分の主張を表現を変えて何度も繰り返します。「これ」、「それ」と言った指示語が多用されるケースがありますが、 指示語が何を指すか意識して文章を読み進めることで、言い換えている箇所をより把握しやすくなります。傍線部に指示語が含まれるケースもあります。

「理由を答える」パターンの場合では、 「なぜなら」、「だから」のような文章と文章をつなぐ接続詞の前後の文章は要チェックです。筆者の主張の根拠を直接的に示しているなど問題のヒントとなるケースが少なくありません。このパターンでも理由に関する箇所が選択肢と異なる表現で用いられるケースがあります。表現が置き換えられるていることを意識して文章を読み進めましょう。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:5】選択問題で消去法を用いる

勉強する女性5つ目は、 選択問題で消去法を用いることです。設問によっては、すぐに正解の選択肢が分かる場合もあることでしょう。しかし、そこでその他の選択肢がなぜ正しくないのかも考えてみましょう。

まったく関係ないキーワードが含まれていて、すぐに正しくないと判断できるケースも少なくありません。 正しくない選択肢を瞬時に判断し、回答から除外する消去法を用いる癖をつけておきましょう。すぐに正解が分からなくても「この部分が問題文とそぐわないから不正解」というように、1つずつ選択肢を消して取り組むことができます。消去法をうまく使えば、考える時間を大幅に短縮することができ、余裕を持ってテストにあたることができます。

【評論文の解き方(コツ)と勉強法:6】速読術を身に付ける

試験には制限時間があります。どんなに現代文のテクニックや読解力を身に付けても、文章を読むスピードが遅かったら、時間内に解ききらずに点数を落としてしまうでしょう。 文章に多く触れたり、本の内容を数行まとめて読む「ブロック読み」などを活用して速読術を身につければ、試験では格段に有利になります。現代文の速読術に関する詳しい解説はこちらをご確認下さい。

 

上記の6つを日頃から意識して、現代文の評論文問題に取り組みましょう。

おわりに

現代文の評論問題を得意にするために重要なこと、評論問題の解き方や勉強法をご紹介しました。今までやみくもに評論問題を解いていた方、勉強方法が分からなかった方は、ぜひ参考にしてください。

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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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