2015.05.26大学受験

コツを掴んで現代文の小説を攻略!小説問題の解き方・勉強法

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小説問題の解き方現代文の小説問題を得意としない人はよくこう言います。「小説が解けるかなんてセンスがあるかないか」「論説文と違って筆者の伝えたいことが論理として見えてこない」「どこに注目して答えれば良いのか分からない」などです。もちろん、これらの意見はただの先入観に過ぎません。小説文でも、文章は話の筋を通して構成されています。答えはその筋から導くことができるのです。したがって、解答の際にひらめきや表現テクニックなど、個人が持つセンスの有無に関わらず、問題を解くことができるはずです。

そこで今回は、小説文がいかに論理的であるかということと併せて、問題を解答するポイントと勉強法を解説します。

 

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【ポイント1】登場人物の心情を把握しよう

登場人物の心情小説問題は、「登場人物の揺れ動く心情の変化」を正しく追うことができているかを問うものです。論理が存在するとしたら、この心情の変化に対する因果関係の中にあると言えるでしょう。文章中のいかなる心情も、「なぜ」という問いに対して原因が答えられるように作られているのです。

登場人物の心情の変化を理解するためには、問題文の最初と最後で登場人物の心情を確認することが重要です。付け加えるとすれば、心情が直接的に表現されている箇所です。例えば「失望した」や「心が弾んだ」など、分かりやすい心情表現に注目すると良いでしょう。登場人物が複数人いる場合は、1人の登場人物の心情に注目することはもちろん、同一時点での他の人物の心情を比較するように理解しておくと、後の整理で役に立ちます。

 

【ポイント2】心情変化の原因をおさえよう

心情変化の原因前項で、各登場人物のさまざまな時点での心情を「点」のように整理することを解説しました。ここでは、これらの「点」をつなぐ「線」を見つける方法を解説します。この場合の「線」とは心情変化の原因のことです。原因をおさえることで、小説文の問題によくある「なぜなのか」という理由を問う問題に答える準備が整います。では、具体的にどこに注目すれば良いのでしょうか。

 

 

「点」の間に注目し、「線」を見つける

基本的には、「点」である2つの心情表現の間の箇所に注目することが大切です。そこでは何かしらのアクシデントが発生しているはずです。それは事件であったり、言い争いであったりとさまざまです。アクシデント、すなわち心情変化の原因を見つけた場合は、その中でも重要だと思う表現に印をつけてみましょう。これが「線」になります。

この作業を登場人物ごとに行ってください。そうすると、登場人物1人1人に1本の「線」が見えてきます。心情という「点」を含む1本の「線」が、小説文における「心情の論理」です。中でも、主人公の「心情の論理」はいわゆる「話の筋」と呼ばれる重要なキーアイテムとなります。

「線」で登場人物の心情を比較

また、心情変化の「線」は登場人物の比較に役立ちます。前項で、同一地点での複数人の心情をまとめることについて解説しました。これに「線」を加えると、登場人物間の反応の違いを比較できます。例えば「ペットの死」という同じアクシデントに遭遇したにも関わらず、主人公は泣き、主人公の兄はそっけない態度をとっているという場合を考えてみましょう。登場人物の間で「点」となる心情が異なっていた場合、各登場人物の最初の時点における心情にその原因が表れていることがあります。心情の論理である「線」を手繰った先には、主人公の兄がそっけなく振る舞わなければならない原因があるのかもしれません。

 

【ポイント3】情景描写や仕草をおさえて完璧にしよう

情景描写や仕草時として、前項で挙げた「線」、つまり「心情の論理」という便利なアイテムは万能ではないことがあります。なぜなら、ここには情景描写や人物の仕草に表れる心情が組み込まれていないためです。そこで、最後は文章中に情景描写や心情を示す仕草が残されていないかをチェックしましょう。

しかしこれらの表現は、風景描写や動作の描写と区別がつきにくいことが難点です。そこで以下の2つのポイントに注目しましょう。

1つは、大きなアクシデントの後に直接的な感情表現がない場合です。このような場合、情景や仕草が心情表現の代わりとして描かれることが一般的です。

 

もう1つのポイントは、文章の最後です。これに関しては毎回要チェックと言えるでしょう。文章の最後は登場人物の心情がまとめられようとしている場面であり、心情表現として情景や仕草の描写が多用されることが多いためです。

この2つのポイントに注目して情景描写や仕草を補えば、十分に小説文を理解できるでしょう。

 

おわりに

小説文の問題に解答する際のポイントは、心情、心情の変化の原因、さらに情景描写・仕草の3つをおさえることです。普段小説を読む際には、ただ読み流すのではなく今回解説した3つのポイントに注目して読むよう心掛けてください。良い勉強になるはずです。もちろん、解き方だけではなく解答のしかたを学ぶことも必要です。解き方を身につけた後は模擬問題を解き、「解答する」ということ自体に慣れておきましょう。

小説文だからと変に気張らず、落ち着きつつ論理を意識して解いてみてください。

 

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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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