2018.07.13大学受験

【大学受験】長文読解がヤバイ!90日で仕上げる英語長文勉強法!

90日で仕上げる英語長文勉強法

はじめに

「長文読解で全然点数が取れない!」「長文ができてなさすぎて英語の偏差値が低い!」そんな悩みを抱えていませんか?

大学受験において、英語の入試問題の約7割を占めてるともいわれている長文読解問題ですが、なかなかすぐに勉強の成果がでにくく、多くの受験生が苦手としている分野です。

今回は、そんな長文読解を最短90日で一気に大学受験に必要なレベルへ引き上げる英語長文勉強法をご紹介します。

長文読解に必要な力とは?

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まず、勉強に取り組む前に、長文読解問題で点数を伸ばすために必要な力をしっかりと確認しておきましょう。

長文読解問題を解くためには、主に下記の5つの力がバランスよくついていることが重要だといわれています。

1.速読力

「英語長文、時間がなくて読みきれなかった!」という経験をしたことのある受験生は多いのではないでしょうか?

昨今の大学入試では、英語の総語数は3,000語を超えるといわれています。

試験時間が90分だとすると、単純計算でも1分間に33語以上は読むことができないと、問題を解くことはおろか英文を時間内に読みきることさえできません。

速読力をつけることは、長文読解問題を攻略する上で最重要だと言えるでしょう。

2.単語力

単語は英語を学ぶ上での土台です。日本語も言葉の1つ1つは単語から成り立っているように、英語も単語をベースにして言葉が成り立っています。

英文を読解するうえでも、1つでも多くの単語を知っているほうが読みやすくなります。

3.推測力

単語力が重要だとは言え、膨大な出題範囲をほこる大学受験の英語において、全ての単語を覚えることは不可能です。

知らない単語がでてきたときに、文脈や語幹から推測する力も長文読解問題を解くためのテクニックとして鍛えておきましょう。

4.英文解釈力(文法力)

英文解釈力とは、英文を読むための文法力です。

たとえば、英文中の「that」は、「あれ」を示す形容詞なのか、別の語句の代わりに使われている代名詞なのか、「それほど」と単に副詞として使われているのか、文法的な使われ方が違えば、英文の解釈自体も変わってきます。

特に、大学受験では、この英文解釈力が設問を解くためのポイントとなってきます。

単純な英文法問題を解くための英文法だけではなく、長文読解問題で点数をとるための文法力(英文解釈力)も実につけることが重要です。

5.捜索力

捜索力とは、英文内から解答に関わる部分を見つける力です。

長文読解問題では、単純な語彙や文法問題以外は、現代文の問題と同じく、英文の中に答えがあります。

いち早く回答するために必要な部分を見つけ出すことが、時間内に問題を解き終え、正答率を引き上げるポイントです。

90日で長文読解力を引き上げる勉強法とは?

意気込む女子高生

90日という短期間で長文読解を引き上げるためには、この5つの力をバランスよく引き上げる必要があります。

そのための勉強法は、「スラッシュリーディング+音読」です。

スラッシュリーディングとは

スラッシュリーディングとは、英文の意味のまとまりごとにスラッシュで区切り、その区切りごとに英文を読んでいくリーディングテクニックです。

たとえば、下記の英文を例に読んでみます。

I was reading a book which my father gave me yesterday.

スラッシュを入れると、下記のようになります。

I was reading / a book / which my father gave me / yesterday.

この区切りごとに訳すと、下記のようになります。

私は読んでいた 本を それは母が私にくれた 昨日

 

このように前から区切りごとに訳していく読み方が「スラッシュリーディング」です。

音読とは

ひらめき

音読とは、言葉の通り英文を声に出して読み上げることです。

音読の手順を説明します。

ます、スラッシュの区切りごとに英語と日本語を交互に読み上げてください

 

上記の例文だと、

 

I was reading、私は読んでいた、

a book、本を、

which my father gave me 、それは父が私にくれた、

yesterday、昨日

 

というように読みます。これを10回ほど繰り返してください。

 

このとき、何も考えずに英語と日本語を読み上げるのではなく、英文を読むときには日本語の意味を思い出すことを意識しながら読むようにしてください

 

始めのうちは、日本語訳を見ながら読み、慣れてきたらなるべく日本語訳を見ずに音読をするように心がけてください。

英語と日本語を交互に10回以上音読することができたら、英文をスラスラ読めるようになるまで10回以上音読してください。

このときにも、英文を読み上げながら日本語訳を頭の中で思い出すことを意識するようにしましょう

 

長文読解、どうやって勉強を進めればいいの?

不思議に思う女性

具体的にどのようなスケジュールで、長文読解対策を進めればいいのか、ご紹介します。

まず、長文対策用の長文読解問題集を1冊用意してください。レベル的には、英文に目を通したときに、単語を調べなくても8割程度読めるくらいのものがおすすめです。

スラッシュリーディング用のテキストと音読用CDがついているとさらにおすすめです。

 

もし、「自力で進められる自信がない」「どれを選べばいいのか分からない」「確実に効果を出したい」という場合には、長文読解対策教材を選ぶことがおすすめです。

 

毎日の勉強手順を説明します。

①英文を1題読む

スラッシュリーディングで読んでください。スラッシュを入れる場所は、「訳すときに後ろから訳す必要がある語句に当たる前」です。

たとえば、I was reading a book which my father gave me yesterday. の文で考えてみます。

 

I was reading」だと「私は読んでいた」→前から順に訳せる

I was reading a book」だと「私は、読んでいた、本を」→ readingとa bookの順番が入れ替わる

 前から訳せないので、readingとa bookの間にスラッシュを入れて文を区切る。

 

もし、分からない語彙があってもその場では調べず、なるべく推測するようにしましょう。

どうしても分からなかった単語には印をつけておき、あとから調べるようにするといいですね。

②英文を日本語訳と見比べて振り返る。

英文を読み終わったら、日本語訳を見比べて、自分が読んだ内容が合っていたか確認をしましょう。

解釈が間違っていた部分や、分からなかった単語は別途ノートにメモをとりましょう。

③音読をする。

復習が終わったら、音読をしましょう。

音読用のCDがついている場合には、CDに合わせて音読してください。

音読は1日30分くらい時間を使い、スラスラ読めるようになるまで繰り返しましょう。

④もう一度、英文を読んでみる。

もう一度英文を読み、頭の中で訳を思い浮かべましょう。

1回目に読んだときよりも、スラスラと読めるようになっていることが実感できたらOKです。

 

以上が1日の長文読解対策の流れです。

初回以降は、その日にやった英文だけではなく、過去に読んだ英文も定期的に音読するようにしてください。

過去の英文を音読したときに、訳が分からなくなったりしたら、復習で使ったノートで確認するように心がけましょう。

問題集が1冊終わったら、レベルを少し上げた次の問題集へ進むようにしてください。

 

これを90日繰り返すことで、スラッシュリーディングで自然と英文が読めるようになると同時に、単語力・英文解釈力・推測力もアップします

90日が過ぎたあとも、同様の方法で長文読解対策を進めることでさらに長文読解力を伸ばすことができます。

スラッシュリーディング+音読、どんな効果があるの?

POINT

スラッシュリーディングも音読も、大学受験の英語長文対策として見聞きしたことがある人も多いと思います。

しかし、この勉強法にどんな効果があるのか分からず、試したことがない人も多いのではないでしょうか?

勉強法は、その効果が分かっていないと効果も半減、続ける気力も湧きません。

得られる効果を正しく理解したうえで取り組みましょう。

スラッシュリーディングの効果とは?

スラッシュリーディングで最も得られる効果は「速読力」です。

スラッシュリーディングでは、英文を返り読み(後ろから前に訳すこと)をしません。

後ろから前に訳すと、1文の中をいったりきたりしながら訳していくことになるので、その分だけ時間と手間がかかります。

たとえば、先ほどの例文だと下記のようになります。

日本人の英文の読み方

日本人はついつい、私は、昨日、父が私にくれた、本を読んでいた、とキレイな日本語に訳しながら読んでしまいますが、英文が長くなればなるほどいったりきたりする手間が増え、その分だけ英文を読むスピードが遅くなってしますのです。

ですから、英文の中をいったりきたりしながら読む必要がない分、スラッシュリーディングで読めるようになると英文を読むスピードが速くなるのです。

スラッシュリーディングは英文解釈にも効果的!

また、スラッシュリーディングで得られる効果は、速読力だけではありません。

スラッシュリーディングでは、意味のまとまりごとに英文を区切ります。この区切るという行為によって、英文が整理されるので、文法的な解釈も格段にしやすくなります。

たとえば、例文内の関係代名詞の「which」は、スラッシュリーディングで読んでいると、「訳し方がよく分からない語句」になります。

「訳し方がよく分からない」ということは、単語そのものが意味を持っているのではなく、何か文法的に特別な役割を果たしている、つまり文法的な解釈が必要なポイントだと気付くことができます。

このように、スラッシュリーディングでは英文解釈が必要なポイントを毎回意識するので、スラッシュリーディングで長文を読んでいるうちに、英文解釈の力も自然と身についていきます。(ただ日本語訳と比べて、しっかりと復習をしないと十分に力をつけることができないので注意)

音読の効果とは?

音読は、一見何の効果もないように思えますが、長文読解力を引き上げる上では最も効果的な勉強法だといえます。

ご紹介した音読勉強法には、主に3つの効果があります。

1.スラッシュリーディングの読み方を短期間で定着させる効果

スラッシュリーディングの訳は、日本語が細切れとなっているため、慣れないうちは理解するまでに時間がかかります。

ですが、何度も同じ英文を音読することで、口・耳・目で何度も訳を刷り込むことで、英語→日本語というスラッシュリーディングの訳が短期間で理解できるようになります。

2.分からなかった単語や英文解釈を徹底的に身につける効果

訳を頭の中で思い浮かべながら、何度も音読をすることは、スラッシュリーディングの定着だけではなく、英文自体の復習としてももちろん効果的です。

初回読んだときには分からなかった単語や英文解釈も、何度も繰り返し音読をしているうちに自然と覚えられます。

口に出してリズムを刻むように音読をするので、別の英文で同じ単語が出題されたときにも、単語を頭の中で読み上げたら自然と意味が浮かぶようになります。

3.答えのヒントを見つける捜索力を伸ばす効果

何度も音読をして、同じ英文を読み返すうちに、英文の中で大切なことが書いてあるポイントは大体どこなのかが掴めるようになります。

 

英文も現代文のように、

「筆者がもっとも伝えたいことは何度も何度も文章の中で繰り返される」

「逆説のあとには、強い主張が書かれる」

など、読解するためのポイントは決まっています。

 

何度も英文を音読するうちに、長文ではどの段落に重要なことが書かれているのか、どんな表現の後に重要なことが書かれているのか、など設問を解く上で重要なポイントを見抜く捜索力が身につきます。

まとめ

今回は、90日で長文読解対策を効率的に進める勉強法をご紹介しました。

読解力は、一朝一夕で身につく力ではありません。しかし、コツコツと反復して積み上げることで、確実に力を伸ばすことができる分野です。

多くの受験生が苦手としている長文読解を得意にして、志望校合格を掴みとりましょう。

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山本清香

山本清香

大学受験業界で丸5年。2020年の入試制度改革で何がどう変わっていくのか、楽しみでもあり不安でもあります。英語を四技能で学ばなかった世代として国際社会から取り残されないように、そろそろ留学でもしようかな…。