明日はいよいよセンター試験当日ですね。
本番で思い切り力を出し切れるように、前日と当日のおすすめの過ごし方をご紹介します。
明日にむけてコンディション調整!センター前日のリラックス法
いつも試験や模試の前には、どきどきしてあまり寝られない、という方は、次の方法を参考にして、明日ベストコンディションで目覚められるよう心がけてください。
■家を出る時間を決めておく
前日に家を出発する時間を決めておけば、朝起きたときに慌てずに済みます。
余裕を持った時間設定をしましょう。特に、遅刻しがちな人はより一層気をつけてください。
普段、なかなか約束の時間に間に合わないという人は、試験開始時間の30分前には必ず会場に到着するように行動しましょう。
■軽い運動やストレッチを行う
人は体の深部の体温が下がったときに、眠くなりやすくなります。
なかなか寝付けない、寝付きが悪いという方は、入浴後にストレッチをしたりして、一旦体温を上げた後、布団に入ってリラックスしましょう。
(ケガの可能性があるのでハードな運動はNGです!)
■ベストな飲み物はホットミルク
神経を落ち着かせる効果のある牛乳は、緊張を静めるのに効果的な飲み物です。
ホットミルクに疲労回復効果のあるハチミツを少し入れて飲むと、身体も温まりリラックスできるので、おすすめです。(ただ、牛乳でおなかを壊しやすいという方は注意…!)
反対に、コーヒーやお茶、栄養ドリンク等はカフェインを含んでいることが多いので、寝る前はなるべく避けましょう。
■湯船でゆっくり体をほぐす
リラックスには、少しぬるめの湯船にゆっくりつかり、体の芯からじっくり温めるのが効果的です。
熱いお湯は、逆に神経を興奮させてしまうので、要注意。40~41度がベストです!
リラックス効果のあるカモミールやラベンダー系の香り、集中力を高める森林系の香りの入浴剤、身体を温める効果のあるゆずを入れるのもおすすめです。
週末は冷え込む予報なので、お風呂から出た後は、湯冷めしないよう温かい格好を心がけてくださいね。
■なかなか寝付けなくても、横になっている
リラックスしようと思っても、なかなか緊張で寝付けないことがあるかもしれません。
どうせ眠れないのなら、と思って電気をつけて起き上がってしまうと、余計眠れなくなって試験当日にうとうと…なんてことになりかねません。
横になっているだけでも体も脳みそも休みを取っています。眠れないことを気にせず、目を閉じてゆっくり身体を休めましょう。
あとは自分との勝負!センター当日の過ごし方
いよいよセンター試験当日!
ベストなコンディションで試験に臨むために、入試の朝、入試会場で役立つ当日の心構えを確認しておきましょう。
■朝ごはんは、温かいものを
センター試験のエネルギー補給です。「食べ損ねて力が出ない…」ということがないように、朝はしっかりと食べましょう。
特別なものを食べる必要はありません。いつも通りのメニューをいつも通りとることを心がけましょう。
冷たい飲み物などで体を冷やしすぎないないよう、注意です。
どうしても起きてすぐだと食べる気にならないときは、コンビニなどで栄養補給菓子を買って、移動中に食べるようにしましょう。
胃袋が空っぽのままの試験を受けてしまうと、頭が回らず試験結果に影響が出てしまう可能性大です。
■持ち物の最終チェックを忘れずに!
持ち物の最終チェックをしましょう。
前日に勉強した際に、持って行く筆記用具や参考書を入れ忘れていないか、受験票・写真票はしっかりと持っているか、時計は止まっていないか、など会場で焦ることのないよう不安事項をすべて確認しましょう。
携帯電話は朝起きてアラームを止めたら、念のためサイレントマナーにしておくのもおすすめです。(会場についたら電源を切るのを忘れずに!!)
■服装を最終チェック
センター試験は制服でも私服でも構いません。私服で受験する場合には、英文字や地図が入っていない服装、なるべく着慣れている服装を心がけましょう。
意外と忘れがちなのが、靴です。履き慣れた、歩きやすい靴を選びましょう。
今年のセンター試験当日は寒波到来によって、全国的に冷え込むことが予想されています。地域によっては、降雪する可能性もあるので、天候に応じて服装を調整するようにしましょう。
試験会場は暖房が効いていても、足先が冷えることがあるので、靴下は厚手のものがおすすめです。また、悪天候の場合には、替えの靴下を持っていくと安心です。
会場の暖房の効き具合や席によって、寒い場合も暑い場合も想定されるので、なるべく調整しやすい着脱可能な服装を心がけましょう。
■友達に会っても平常心
普段と違う環境だったり、緊張していたりすると、友達の姿を見つけるだけで嬉しくてついつい喋りすぎてしまったりしがちですが、なるべくいつもどおりを心がけましょう。
ついつい不安で休憩時間ごとに答えあわせ…というのもよくある光景ですが、そこはぐっとこらえ、次の科目に気持ちを切り替えましょう。
周りから解答確認している声が聞こえてくることもありますが、人は人、自分は自分と思い、なるべく意識しないようにしましょう。
試験会場へは、なるべく試験へ集中するために、一人もしくは家族と行くのがおすすめです。
友達と一緒に行く約束をしている方は、「友達が遅刻したから自分も遅刻」となっては洒落にならないので、事前に「遅刻したら先に行く」等、お互い恨みっこのないよう約束をしておきましょう。
■休憩時間は気分転換
科目と科目の間の休憩時間は、外の空気を吸ってリフレッシュしたり、早めにトイレに行ったりして気分転換を心がけましょう。
前の科目の答えが気になって、参考書でチェック…はやりがちですがNGです。
参考書を見るときには、使いなれた参考書で「自分はこれだけやったのだから大丈夫」という気持ちの確認程度に留めておきましょう。
試験直前に新しい知識を焦って詰め込むのは、集中力の低下につながるのでなるべく避けましょう。
チョコやあんこ、ラムネなど、ブドウ糖が含まれる甘いお菓子をつまんで疲労回復するのもおすすめです!
■試験に遠慮は不要!
もし、問題用紙・解答用紙、ICレコーダー等に不具合があった場合には、遠慮せず速やかに黙って手を挙げ、試験官に申し出ましょう。筆記用具を落としたり、解答用紙を破いてしまったり、という場合も同様です。
また、試験会場は必ずしも環境が整っているとは言えません。机がガタガタしたり、暖房が効きすぎていて暑かったり、と環境が要因で集中しきれないことも…。
それが気になって実力が発揮できない!なんてことがないように、気になることは試験前に試験官に相談しておきましょう。
■1日目の夜に自己採点しない
2日目も受験する場合には、例え手ごたえがあったとしても、1日目の夜に自己採点するのはなるべく避けましょう。
気になる気持ちもあるかもしれませんが、1日目は1日目、2日目は2日目と気持ちを切り替えて、それぞれの日でベストを尽くすことが大切です。
いよいよセンター試験当日!
次回のセンター試験の心得は<ケアレスミスを防ぐ合格答案のコツ>をお届けします。
明日は朝8:00ごろ配信予定です。
編集後記
センター試験がいよいよ明日に迫り、緊張が高まっていることと存じます。
私もセンター試験の前日はどきどきしてなかなか寝付けなかったことを覚えています。
当日も、「寝坊したらどうしよう…!」という焦りからか、目覚ましよりも早い時間に目が覚めました。
私は緊張していたときのほうが集中力が高まるタイプなので、今思うと丁度よかったかな、と思いますが、緊張が動揺につながる方は、ぜひご紹介したリラックス法を試してみてください。
年末~現在にかけて、インフルエンザを始めとし、体調を崩す方が増えてきています。もし、今体調を崩されている方は、休養の時間を大切にしてくださいね。
みなさんのご武運をお祈りしています!

高橋 裕美

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