2015.04.14大学受験

サ行変格活用?四段活用?押さえておくべき高校古文の基本と勉強法

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古文の基本と勉強法高校古文は、日本語でありながらも一種の外国語と言えるものです。言葉は同じであっても意味が異なる単語もあり、助詞や助動詞の意味・役割、尊敬語や謙譲語の多さにも頭を悩ませることは多いでしょう。

越えなければならないハードルが多い古文ですが、まずはハードルを1つ1つ越えていくための基礎を身につけることが肝要です。今回は、古文において押さえるべき基礎と、そのための勉強法をご紹介します。

 

古文の要は助動詞!まずは助動詞を覚えよう

助動詞古文において重要なことは、単語よりも助動詞です。単語については、最初に述べたように現代語と異なる意味を持つ場合があります。しかし、多くの単語は昔も今もおよそ同じ意味で用いられています。

ところが助動詞については現代の用法が通用しません。古文を苦手とする方の中には、助動詞を理解していないがために文章をうまく訳せず、解答できないという方が大勢います。逆に、助動詞を制する者が古文を制すと言っても過言ではありません。

助動詞を暗記する場合は、各助動詞の活用が載っている一覧表を活用しましょう。リズムに乗せて音読しながら覚えるもよし、修正器などで一覧表を虫食い状態にしてテスト形式で覚えるのもよしです。古文も英語と同じように「言語」のため、五感をフルに使用して暗記しましょう。

また、暗記する際には複数の意味を持つ助動詞や、同じ語であっても接続によって意味が異なる助動詞を優先的に暗記するのがおすすめです。なぜなら、そのような助動詞は試験に出やすいためです。

例えば、複数の意味を持つ助動詞としては「る・らる」があります。意味は受身・尊敬・可能・自発の4つです。

また、接続によって意味が異なる助動詞としては「たり」が挙げられます。「連体形接続ならば断定」「連用形接続ならば完了」の2つのパターンを持っている特殊な助動詞のため、十分注意しましょう。

これら2つの助動詞は複雑なため試験に出やすく、正答率も高くありません。したがって、助動詞の中でも複数の意味があるもの、接続のしかたに違いがあるものを暗記することで、他の人と差をつけやすくなるのです。

 

現代語と意味の異なる単語から覚えよう

現代語と意味の異なる単語前項でも少し触れましたが、古語の中には現代まで同じ意味で使用されてきた単語と、現代とは大きく意味の異なる単語の2種類があります。どちらが覚えにくく、また試験の際に点数に差がつきやすいかと言えば、もちろん意味の異なる単語です。

一例を挙げましょう。「あさまし」という古語があります。現代では、漢字をあてると「浅まし」という語となり、「愚かだ」という意味で使用されています。しかし、古語では「あさまし」は「あ、覚まし」と読みます。びっくりして目が覚めるイメージから「驚き呆れた」という意味を持つのです。さらに、転じて「興醒めだ」という意味も持っています。

「あさまし」1語を例に挙げただけでも、これだけ現代との違いがあります。そのため、言葉のイメージが現代の意味に引きずられがちになり、覚えにくいのです。

現代語と意味が大きく異なる単語を暗記する際には、単語に関するイメージを持つことをおすすめします。単語に具体的なイメージが結びつくことで、より覚えやすくなるでしょう。

 

古文を読む際には主語を意識しよう

古文は主語に注意古文の助動詞に次ぐもう1つの大きな特徴は、1文の中に必ずしも主語があるとは限らないことです。現代文においても、主語が自明な場合では省略されることがありますが、古文においてはそれ以上に主語を省略し、時として読者を混乱させます。また、主語は文章の流れを追う際に非常に重要です。途中で主語を取り間違えた場合、文章全体の趣旨が大きく変わってしまうこともあるでしょう。試験の際に主語失踪の混乱に陥らないためにも、日頃から文章の主語を補って読む習慣をつけることが大切です。

主語を補う際に役に立つ表現が敬語です。古文の中でも、宮中を描いた物語においては官位の序列が厳格に守られています。上下関係がある2人の登場人物が出てきた際には、敬語表現によって主語を補うことができるのです。

例えば、官位が下の者が上の者に発言する際には必ず尊敬語や謙譲語が使用されるといった具合です。また、天皇や皇后の発言は自身についての内容であっても尊敬語を使用したり、敬語を二重に使用したりします。このように、敬語の用法を覚えることは古文における主語の特定に大きく役立つのです。

 

おわりに

覚えることの多い古文ですが、この記事で挙げたポイントを押さえておけば基礎を固めることも夢ではありません。

冒頭で述べたように、助動詞・単語・敬語と暗記の多い古文はもはや国語のカテゴリにあらず、英語と同じ外国語の域にあると言っても過言ではありません。しかし、英語を覚えれば海外の名作文学を読むことができるようになります。そこに感動があるのと同じく、古文を勉強すると日本の古典文学を古語という生の言語で味わうことができるのです。

私たちがよく知っている「かぐや姫」で有名な『竹取物語』も、本当の結末はかぐや姫が月に帰ったところで終わりではありません。続きはぜひ、古語を学んで自分の目で確かめてみてください。

 

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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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