2015.05.20大学受験

面接や小論文で合否が決まる!人物重視のAO入試とは

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AO入試1990年より開始され、現在では一般入試と並ぶ主要な試験となったAO入試(アドミッションズ・オフィス入試)。近年、国公立大学では4割以上、私立大学に至っては8割弱もの大学がこの試験方式を導入しています。

このAO入試とは一体どのような試験で、またどのような内容なのでしょうか。今回は、気になるAO入試についてご紹介します。

 

AO入試はどのような試験なの?

AO入試とはAO入試とは、志願者が大学側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)にふさわしいかどうか、そして学びに対する意欲や関心、適正が十分に備わっているかどうかを判定する試験です。

「絶対にこの大学に入学したい!」という強い志望動機を持っている方に向いている試験方式と言えるでしょう。

AO入試の特徴の1つが、人物重視の試験であるという点です。

書類審査と面接を課すことにより、一般入試では審査することができない学びへの意欲や志望動機に重点を置いて入学志願者を評価します。

以前は学力試験を設けず、高校の成績の基準も高くはありませんでした。しかし近年では、文部科学省の方針によって新たに学力の基準を設ける大学が増えています。また、国公立大学の場合はAO入試にセンター試験を課す大学が多く見られます。

 

AO入試の流れって?

実際にAO入試を受けたい場合、まずは志望大学が求める学生像と自身の志願理由が一致しているかどうかを確認しましょう。一致していると判断できた場合は出願のステップへ進みます。出願の際は志望理由書や調査書などを願書として提出します。そしてその後書類審査が行われ、書類審査に合格すると大学での試験に挑戦できます。細かな試験内容は大学によって異なりますが、前項でもご紹介した通り、主に面接小論文試験が行われます。これらの試験に合格できれば、晴れて入学確定となります。

 

【試験内容その1】面接

面接

AO入試を実施しているほとんどの学校が面接を課しており、志願者と学校側とで時間をかけて理解を深めます。

志願者が入学後、大学で自らが専攻する分野の知識を習得し、活用する意欲があるのか、そしてその姿勢が大学側の掲げる人物像としてふさわしいかなどを審査します。

面接の形式は、個人面接集団面接志願者同士でのディスカッションプレゼンテーション面接官と志願者で行う口頭試問などさまざまです。

 

 

それでは、面接では具体的にどのようなことを質問されるのでしょうか。多くの場合、志望理由や志望校の印象、そして志望学部・学科でどのようなことを学び、学んだことを将来どのように活かしたいかを質問されるようです。

また、高校生活の内容や社会常識、志願者自身についての質問も見受けられます。

なお、面接では身だしなみや挨拶、言葉づかい、姿勢、表情も面接官がチェックしています。このような項目で減点されてしまわないよう、日頃から気をつけておきましょう。

 

【試験内容その2】小論文

小論文

AO入試では、大学で学ぶための基礎学力や学生の意見を審査することなどを目的として、小論文を課す場合があります。

志願者の中には、「作文」と「小論文」の違いに困惑する方もいると思います。

作文が感受性や観察力をもって主観的に書く文章であるのに対し、小論文は個人の感情は加えず、テーマの問題点や重要性を深く追求し、筋道を立てて論議する文章です。

小論文においては、文章が論理的であるか、また客観的であるかがポイントとなります。

 

小論文は、序論・本論・結論で構成されています。序論ではテーマに対する自分の仮説を提示し、本論では事例を挙げて客観的に仮説の根拠や主張を示し、意見の正当性を論じます。結論では、本論をもとにして自身の意見を明白に述べます。語尾は「だ・である」で統一しましょう。

なお、例え同じ出題テーマであっても、学部によって模範解答が異なる場合があります。志望学部に応じて解答を考えるのがおすすめです。そのためには、志望校・志望学部が決定した段階で小論文の出題テーマの傾向を調査し、関連するニュースをチェックすることが大切です。日頃からテーマに対する自分の考えを文章にする練習をしておくと良いでしょう。小論文を練習する際は、書き終えた文章を学校や塾の先生にチェックしてもらうと効果的です。

 

おわりに

一般入試という学力判定とは別に、志願者の意欲や人物像、高校時代の経験に重点を置いて合否を決めるAO入試。大学側にとっても学校独自の選考方法で判定できる価値は大きいため、採用する大学は増加しています。しかし一方で、入学した学生の基礎学力不足などの問題から、合格基準を高く設定している大学も多くなっています。

今後は、学力と人材的価値、この双方を兼ね備えた学生が求められる試験へと変化していくかもしれません。

 

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スタディ・タウン高校生

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スタディ・タウン学び情報局 編集部

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